2014年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス) |
科目コード | HI308 |
科目名 | 情報工学実験T (Experiments in Information and Computer Science I)
| 単位数 | 3単位 |
対象学科 | 人間情報システム工学科 | 対象学年 | HI3 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 総合科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修 |
授業形式 | 実験 | 規定授業時数 | 90 | 実時間数 | 75 |
教員名(所属)
| 小山善文(人間情報システム工学科)孫寧平(人間情報システム工学科)清田公保(人間情報システム工学科)藤井慶(人間情報システム工学科)中野光臣(人間情報システム工学科) | 教員室
| 3号棟2階3号棟2階3号棟3階3号棟2階3号棟2階 |
使用教科書
| 実験課題プリント林晴比古著 「新訂 新C言語入門 シニア編」,ソフトバンククリエイティブ社 |
参考書
| ソフトウェア実験:B.W.カーニハン,D.M.リッチー著,石田訳「プログラミング言語C」,共立出版ハードウェア実験:電気回路,電子回路,計算機工学の教科書等ヒューマン実験: |
科目の位置付けと関連科目 | |
科目の概要 | 本科目ではソフトウェア,ハードウェア,ヒューマンの3分野のそれぞれについて実験を行う.ソフトウェア実験では,C言語を通して情報処理,プログラミング言語・演習で習得した知識を活用し,より複雑なアルゴリズムも理解できるようになることを目的とする.ハードウェア実験では,3年生の専門教科として学ぶ電気回路・電子回路・計算機工学に関連して,それらの授業で習得する知識を実験により検証し,より理解を深めることを目的とする.ヒューマン実験では,ヒューマン情報技術に必要となるCG制作技術,人間の聴覚特性,福祉工学技術について理解することを目的とする. |
授業方針 | クラスを二つの班に分け,二種類の授業項目を同時進行で実施する.1.各授業項目について,最初に説明時間を設けた後、各自実験を行う.2.説明は教科書や配布プリント等を基に行う.3.実験中は担当教員が適宜巡回し,質問に対応する.4.不明な点などについては,積極的・自発的に質問させる.5 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンスおよび実験環境整備 | 6 | 実験の基本事項(実験時の注意点・レポート作成時の注意点等)を理解する.また,実験を進めるうえで必要な計算機使用環境を整える. |
(ソフト)2年生の復習,関数 | 6 | プログラミングの基本としての変数の取扱い,制御文,繰り返し文,標準関数を使用できる.自作関数を作成することができ,引数等を適切に扱うことができる. |
(ソフト)文字,文字列 | 6 | 文字・文字列データを適切に扱うことができる. |
(ソフト)探索・整列アルゴリズム | 6 | 探索・整列プログラムを作成できる. |
(ソフト)構造体1 | 6 | 構造体を扱ったプログラムを作成できる. |
(ソフト)ファイル入出力 | 6 | ファイルを扱った応用プログラムを作成できる. |
(ソフト)Windowsプログラミング | 6 | Windows上でプログラミングができる. |
(ソフト)GUIプログラミング | 6 | GUIを用いた基本的なソフトウェアを実装できる. |
(ハード)ホイートストンブリッジ,単相交流の電力・力率の測定 | 6 | 直流回路におけるキルヒホッフの法則が説明できる.交流回路における電力,力率を測定し現象を説明できる. |
(ハード)トランジスタの静特性・増幅器の設計,製作 | 9 | トランジスタの静特性を測定し,増幅器の設計,製作ができる. |
(ハード)OPアンプ | 3 | OPアンプの特性を求めることができる. |
(ハード)論理回路 | 9 | 組合せ回路・順序回路を設計,実装できる. |
(ハード)電磁気 | 3 | 電磁気に関する実験により,電磁気の基礎を理解する. |
(ヒューマン)CG | 6 | 電子アートとビジュアルデザインのためのProcessingというプログラミング言語/統合開発環境を利用した静止画や動画の処理・加工ができる. |
(ヒューマン)音響,福祉 | 6 | 音圧差によるステレオシステムの音像定位特性を測定し,人の聴覚特性について理解を深める.高齢者疑似体験や車イスを使った移動を通じ,福祉工学の必要性について理解する. |