科目コード | CI406 | ||||
科目名 | オペレーティングシステム(Operating System) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 制御情報システム工学科 | 対象学年 | 4年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 基礎専門科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 博多哲也(制御情報システム工学科) | 教員室 | 博多教員室(5号棟4階) | ||
使用教科書 | 大澤範高,オペレーティングシステム,コロナ社 | ||||
参考書 | 清水謙太郎,オペレーティングシステム,岩波書店 Qing Li,リアルタイム組込みOS基礎講座,翔泳社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 情報処理技術者試験等の資格取得において関連性が非常に高い | ||||
科目の概要 | オペレーティングシステムはコンピュータの最も基本的なソフトウエアであり,ハードウエア技術やコンピュータ利用技術に直接関係する.オペレーティングシステムの動作の仕組みや構成について理解することはコンピュータを使いこなすためにも重要である.本科目ではオペレーティングシステムおよび関連するソフトウエアの概要,ユーザからみた使用法,プロセス,メモリ管理,デバイス管理について学ぶ.また,適宜,講義内容に関連したプログラムを自ら作成し,動作確認を行なうレポートを課す. | ||||
授業方針 | 1.オペレーティングシステムの基本的な役割,機能や構成の概要を理解する. 2.プロセス管理とプロセス間通信について原理や技術を理解する. 3.メモリ管理について,領域の管理や空間的管理,仮想記憶,ファイル管理の原理や技術を理解する. 4.デバイス管理について,外部装置の制御や通信制御の原理や技術を理解する. |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | ||
オペレーティングシステムの概要 | OSの基本的な概念と機構およびそれらの関係を理解し,説明できる | |
実行管理 | マルチタスキングの概念とそれを実現する仕組みおよび特徴を理解し,説明できる | |
同期・通信 | 複数のプロセスが協調するために利用される機能および協調を行う際の問題点とその解決方法について理解し,説明できる | |
デバイス管理 | 入出力装置を管理する仕組みと効率的な入出力の技法について理解し,説明できる | |
記憶領域管理 | 記憶領域の動的割り当て技法とその特徴および動的割り当てで生じる問題とその解決方法について理解し,説明できる | |
仮想記憶 | 仮想記憶を実現する技法と機構について理解し,説明できる | |
ファイルシステム | ファイル管理の仕組みについて理解し,説明できる | |
ネットワーク | OSのネットワーク管理について理解し,説明できる | |
分散処理 | 複数のコンピュータが協調するための仕組みと資源を遠隔共有する方法について理解し,説明できる | |
ユーザインターフェース | ユーザインターフェースおよびその仕組みについて理解し,説明できる | |
保護とセキュリティ | コンピュータ内の資源の保護とセキュリティの基礎について理解し,説明できる | |
構成法 | OS内部の構成法について理解し,説明できる |
評価方法及び総合評価 | 定期試験を70%,演習レポートを30%で評価する.レポートの提出期限は,その都度指定する.期限を過ぎたレポートは0点として評価する.筆記試験とレポートを総合して60%以上で合格とする. |
学習方法 | |
学生へのメッセージ | 演習でプログラムを作成する課題を出題する場合がある.C言語などでプログラムが作成できること. |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して,放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |