2014年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードCI302
科目名電気回路学I(Electric Circuit I) 単位数2単位
対象学科制御情報システム工学科対象学年3開講期間通年
科目区分専門基礎科目必修・選択必修履修/学修履修
授業形式講義規定授業時数60実時間数50
教員名(所属)
嶋田 泰幸(PBL・総合情報センター)教員室
5号棟2F
使用教科書
Fundamentals of Electric Circuits Companion Site, 5/e(Charles K. Alexander, Matthew N. O. Sadiku, Prairie View A&M University,McGraw-Hill Science Engineering)
参考書
橋本 洋志,電気回路教本,オーム社
小亀英己、石亀篤司 「基礎からの交流理論」電気学会
科目の位置付けと関連科目基礎電気学I,IIおよび電気回路学IIを始めとし,多くの科目と関連がある.
科目の概要基礎電気学I,IIで学んだ直流回路および交流回路を復習し,その後,正弦波交流回路の解析法について学ぶ.交流回路解析では電圧や電流を複素ベクトル表現で捉え,複素電力や共振回路などの解析を行う.
授業方針1.直流回路網の解析ができる.
2.正弦波交流(電圧・電流)を複素ベクトルで表現でき,電気回路に適用できる.
3.交流電力の計算ができる.
4.共振回路や重要な交流回路の性質および諸定理を理解し,交流回路網の解析ができる.

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

ガイダンス
2
到達目標,学習方法,評価法などを理解する.
直流回路の基本法則
6
電圧源および電流源の機能と特徴について理解するとともに,関連した各種定理を用いた回路解析ができる.
直流回路の解析
6
正弦波交流の表現方法や特徴について理解し,関連した問題が解ける.
直流回路理論
6
正弦波交流を複素数で表現でき,四則演算など基本的な演算ができる.
First-Order Circuits
6
R,L,Cの各素子を1つだけ用いた回路の解析ができる.
Second-Order Circuits
6
R,L,Cの素子を組み合わせた回路の解析ができる.
交流電源/電流の複素ベクトル
6
交流回路における消費電力,無効電力,皮相電力が求められる.
交流回路解析
8
交流回路の共振特性を求めることができる.
電力
6
枝電流法や閉路電流法などの回路解析法について学び,簡単な回路の解析ができる.
共振回路
8
テブナンの定理やノートンの定理について学び,それらの定理を応用することで回路解析問題が解ける.
評価方法及び総合評価定期試験 (60%),演習レポート評価(40%)を総合し,60%以上の得点率で目標達成とみなす.
演習レポートの提出期限は課題提示と同時に示し,期限に遅れて提出されたレポートの評価点は0点とする.
学習方法積極的に問題集や教科書の例題,問題を解くこと.
学生へのメッセージ諦めず,予習および復習をしっかり行ってもらいたい.本科目は多くの科目との関連が深いため,各単元に対し理解を深めてもらいたい.
学修単位への対応該当なし
本校教育目標との対応
(3)