科目コード | CI102 | ||||
科目名 | 制御工学基礎 (Control Engineering Basics) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 制御情報システム工学科 | 対象学年 | 1年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 基盤科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修 |
授業形式 | 座学・実験・演習 | 規定授業時数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 野尻 紘聖(制御情報システム工学科) 寺田 晋也(制御情報システム工学科) | 教員室 | 野尻教員室(5号棟5階) 寺田教員室(5号棟4階) | ||
使用教科書 | 配布プリント | ||||
参考書 | 「ハンディブック メカトロニクス」 三浦宏文 著 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 【科目位置付け】制御工学実験(CI3-5)を円滑に進め,実験で明らかにすべきことを正確に表現するために必要な技術力を身に付ける科目. 【関連科目】制御情報システム概論(CI1),基礎電気学T(CI1),制御情報システム工学演習(CI3) | ||||
科目の概要 | ・技術者に必要とされる創造力の自覚を促し,図表を含むレポート作成の意義および基礎技術を理解. ・図学製図の読み書き,機械の簡単な機構設計力の育成. ・実験装置や回路素子の特性および使い方を理解し,電子回路の作製と検証能力の育成. ・ものづくり実習により,解決法が一意に決まらない課題に対して自由な発想により課題解決能力を育成.基礎電気学Tの学習内容を理解した上で,基本的な実験とレポート作成能力の育成. | ||||
授業方針 | 授業では各単元の基礎知識を取り上げ,実験と演習によってそれらの定着を図る.ただし,自己学習を習慣づけることで自ら学ぶ姿勢を持って知識および技術を身に付ける喜びや必要性を実感してもらうため,座学で学んだことの応用力を問う実� |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | 本科目の目標,学習内容および評価方法について理解する. | |
技術レポートの作成入門 | 技術レポートの一般的な構成や作成のマナーを理解し,正しい報告書が書ける.図表の作成法,考察の意義とまとめ方を理解する. | |
図学製図の基礎 | 図学製図を読解し,図面製作のために必要な基礎事項について説明できる. | |
基礎電気学Tに関連する実験(1) ・電気回路に関する実験 ・テスターの製作実験 | オームの法則,倍率器・分流器,およびキルヒホッフの法則を理解し,説明できる. 内部抵抗およびホイートストンブリッジ回路による低抵抗の原理を理解し,それらの測定ができる.基本的な回路の製作および実験ができる.理論と実験結果との関係を理解し,正しい考察ができる. | |
機械設計の基礎 | 機械要素や機械の運動を理解し,簡単な機械の設計ができる.機械系CADを使用をして,簡単な機械の設計と検証ができる.工作用具,工作機械の使用法を理解できる. | |
電子回路設計の基礎 | 回路作製に必要な基礎的技術を理解し説明できる。 | |
ものづくり実習 | 制約条件下での技術課題解決の実習を行う.具体的な技術課題は実施時に示す.制約条件は,技術課題を克服するための材料を限定することを意味する.製作物の発表ができる. | |
基礎電気学Tに関連する実験(2) ・回路素子の特性と利用に関する実験 | 静電容量・ダイオード・トランジスタの基本的特性を理解し説明および,それらの素子を用いた回路を作製できる. |
評価方法及び総合評価 | 試験評価を50%,レポート評価を40%,製作物に対する成果評価を10%として総合評価する.総合評価が60%以上の得点率で目標達成とみなす. レポートの提出遅延および未提出はレポート評価を0点とし,レポートの遅延提出は受理しない. |
学習方法 | 授業時に配布する資料や基礎電気学Tで学習する内容について理解する. 図書館などで,授業で取り上げたテーマに関連する文献を調査する. |
学生へのメッセージ | 随時,質問を受け付ける.2年次以降で学習する専門科目や学生実験と密接に関連しており,十分な理解が求められる.レポートには読み手に伝わる文章を記述する必要があるため,国語力を鍛えておくことが求められる. 日頃から科学技術についての興味・関心を持ち,それらについて調査・検討することが求められる. |
学修単位への対応 | 該当なし |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |