科目コード | AN119 | ||||
科目名 | 回路システム学(Circuit System) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 電子情報システム工学専攻 | 対象学年 | 1年 | 開講期間 | 前期 |
科目区分 | 電子通信系 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数 | 30 | 実時間数 | 25 |
教員名(所属) | 本木 実(情報通信エレクトロニクス工学科) | 教員室 | 1号棟4階 | ||
使用教科書 | 電気回路[1]−基礎・交流編―(小澤孝夫著,昭晃堂),および,プリント配布 | ||||
参考書 | 小野田真穂樹:「現代回路理論」 昭晃堂, 斎藤正男著:「回路網理論演習」 学献社秋月影雄,橋本洋志:「電気回路教本」オーム社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 電気回路学,電子回路学 | ||||
科目の概要 | 回路システム学とは,いろいろな素子を接続してできる系(システム)について論じる学問である.近年,コンピュータによる回路の解析や設計が普及し,回路システム学としても,それに適したものが要求されている.これらの観点から,グラフ理論,状態変数解析等の回路システムの基本概念について学習する. | ||||
授業方針 | 1.回路網解析に必要な知識を理解し,説明できる.2.回路方程式の表現法とそのために必要な表現法とを理解し,関連する問題を解くことができる.3.状態方程式について理解し,その方程式を立てることができ,関連する問題を解くことができる. 4.回路網の持つ様々な性 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.ガイダンス | ||
2.回路網の諸定理 | 網目解析,重ねの理,テブナンの定理などの諸定理を理解し,それらに関する問題を解くことができる.また,それらに関して説明できる. | |
3.グラフ理論の基礎 | 回路解析に必要なグラフ理論の用語,基礎的な概念について説明できる. | |
4.グラフの行列表示 | グラフを行列の形で表現する方法とその特色を理解し,それに関する問題を解くことができる. | |
5.回路網解析 | グラフ理論と行列を利用した回路網解析法を理解し,それに関する問題を解くことができる. | |
6.状態方程式 | 状態の概念と,それを用いた一階微分方程式である状態方程式の導出方法を理解し,それに関する問題を解くことができる. | |
7.ネットワークとフロー | 最大フロー,最小コストフロー等ネットワークにおける色々な問題とその解法を理解し,それに関する問題を解くことができる. |
評価方法及び総合評価 | 【評価方法】筆記試験と課題演習レポートで評価する.【総合評価】筆記試験と課題演習レポートの総合評価によって,上記授業目標に関する理解の程度を評価する.筆記試験とレポートの評価の割合は,それぞれ,全体評価の60%と40%とする.60%以上の得点率で目標達成とみなす.原則として,テストを受けなかった場合には,当該テストを0点として評価する.また,レポートの評価は期限を1週間以上過ぎた場合は0点とする.1週間以内の遅れは正規の評価の半分とする. |
学習方法 | 関連する科目は,電気回路及び,電子回路であり,この科目の講義内容について十分に復習して受講することが望まれる.質問については,随時受け付ける. |
学生へのメッセージ | 教科書にそって進める.良書でもありますので,必ず入手してください. |
学修単位への対応 | 30時間相当のレポートを課す. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |