科目コード | TE307 | ||||
科目名 | プログラミングII(Computer Programming II) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 情報通信エレクトロニクス工学科 | 対象学年 | 3年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門基礎科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修 |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 大木真(情報通信エレクトロニクス工学科) | 教員室 | 1号棟4F | ||
使用教科書 | 「Springs of C 楽しく身につくプログラミング」伊藤祥一 森北出版 | ||||
参考書 | 情報処理技術者テキスト「プログラミング入門C言語」 「Cアルゴリズム入門」赤間世紀 共立出版 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 1年次の「情報基礎工学」、2年次の「プログラミングI」の上級科目であり、C言語の応用科目である. C言語以外の他言語にも利用できる応用力のあるアルゴリズムを学ぶ. | ||||
科目の概要 | C言語は様々な製品・技術に用いられている基礎言語である.そのためC言語を理解していれば,JavaやC++,C#などの学習導入が非常にスムーズになる.本科目では,それら他言語でも応用が出来るアルゴリズムをC言語によって理解し,記述できるように学習する. | ||||
授業方針 | C言語による基本的なプログラミングから,数学的に高度な数値計算,画像の表示,マウス操作等をソフトウェアで出来ることを総合的に学ぶ. |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
0.ガイダンス | 一年間の講義の概要,成績評価の方法を理解する. | |
1.復習 | (1) C言語での,文字や数値の入出力,条件分岐,繰り返し,関数定義,配列,などプログラミングTで習った内容を,参考書等を必要とせずに実行できる. (2) フローチャートでプログラム内容を記述できる. | |
2.ポインタ | (1) 変数とアドレスの関係を理解し説明できる. (2) 配列とアドレスの関係について理解でき,ポインタを用いて配列が扱える. (3) 変数のアドレス渡しによる関数呼び出しを理解でき,複数の値を戻す関数が作成できる. (4) 配列のアドレス渡しによる関数呼び出しを理解でき,ポインタを利用して関数内で間接的に配列を扱える. | |
3.構造体とファイル処理 | (1) 構造体の考え方を理解でき,簡単な構造体を定義し,扱うことができる. (2) 構造体変数とアドレスの関係及び構造体配列とアドレスの関係について理解でき,ポインタを利用して,間接的に構造体要素を扱える. (3) 構造体変数及び構造体配列のアドレス渡しによる関数呼び出しを理解でき,ポインタを利用して関数内で間接的に構造体要素を扱える. (4) ファイル操作の概要及びファイル処理関数の使い方を理解でき,データファイルの読み取り及び書き込みができるプログラムを作成できる. | |
4.並列計算 | (1) 並列計算の仕組みを理解できる. (2) 簡単な並列計算のプログラムを作成することができる. | |
5.数値計算 | (1) ニュートン法を用いた方程式の近似解法を理解でき,漸化式を利用した反復計算を行うプログラムが作成できる.初期値の選び方により収束性が変化することがわかる. (2) ソートに関するアルゴリズムである,選択法,挿入法,バブル法を理解でき,データのソートができる.各方法について,データ量と計算時間の関係を調べるプログラムができる. | |
6.画像表示とマウス操作 | (1) ビットマップフォントを用いた描画ができる. (2) マウスカーソルの位置情報の取得・変更ができる. |
評価方法及び総合評価 | 定期試験と平常点(講義中の課題,小テスト,実験演習レポート, 遅刻, 欠席)で総合的に評価する. 1年間の総合評価が60点以上で合格とする. |
学習方法 | プログラミングは日本語や英語と同じ『言語』の一種である. そのため「勉強する」のではなくスポーツのように「練習する」ことが習得に繋がる. 様々な目的のプログラムを繰り返し記述することが習得の鍵である. |
学生へのメッセージ | 「プログラミングが楽しい」と思ってもらえるように努めます. 質問は,講義中だけでなく,休み時間,放課後にも受け付ける. |
学修単位への対応 | なし |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |