科目コード | TE201 | ||||
科目名 | 基礎電気学U (Basic Electricity II) | 単位数 | 3単位 | ||
対象学科 | 情報通信エレクトロニクス工学科 | 対象学年 | 2年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 基盤科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修 |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 小田川裕之(情報通信エレクトロニクス工学科) 大石信弘(情報通信エレクトロニクス工学科) | 教員室 | 1号棟3階 2号棟2階 | ||
使用教科書 | 吉野純一,高橋孝共著「電気回路の基礎と演習」コロナ社 | ||||
参考書 | 宇都宮敏男「電気基礎(上)」コロナ社 宇都宮敏男「電気基礎(下)」コロナ社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 1年次に学んだ基礎電気学Tと関連している。 また、次年度以降に学ぶ電気回路T、電気回路U、電気磁気学T、電気磁気学U、電子計測などの基礎科目となる。 | ||||
科目の概要 | 本科目では、電気回路の計算をするにあたり、(1)基本回路として直流回路を取り扱い、次いで(2)正弦波交流の性質について述べ、(3) R L C 3素子の正弦波交流に対する性質について述べた後、最後に(4)記号法を用いた簡単な交流回路の計算法を講義する。また、実験も行い、基礎電気学の理解を深めるとともに、高学年で用いる実験機器の取り扱い方、レポートの書き方を述べる。 | ||||
授業方針 | この科目で次の事柄ができるように授業を行っていく。 @キルヒホッフの法則を用いた直流回路の計算 A正弦波交流の表し方(瞬時値,ベクトル,複素数) B交流回路の基本素子(R、L、C)の特性の理解 C記号法を用いた簡単な交流回路についての計算 D実験の進め方、正確な測定、考察の仕方,レポートの書き方 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.ガイダンス | ||
2.基本直流回路 | 基本回路としての直流回路に,キルヒホッフの法則を適用して回路を解くことができる. | |
3.正弦波交流の性質 | 正弦波交流を表す知識を身につける.また,正弦波交流をベクトルで表現することができる. | |
4.基本素子のみの回路 | R, L, Cのみの回路の電圧,電流の関係をベクトル図で表すことができる.誘導リアクタンス,容量リアクタンスの周波数特性を理解し説明できる. | |
5.簡単な直列回路と直列共振 | 簡単な直列回路として,RL,RC,およびRLC直列回路を解くことができる.また,直列共振について理解し説明できる. | |
6.記号法による簡単な回路の計算 | 交流の電圧,電流,インピーダンスを複素数で表すことができ,記号法を用いて簡単な回路の計算ができる. | |
7.実験 | 基礎電気学で学んだことを実験を通して理解し,レポートにまとめることができる.また,電子情報系の実験を行うための実験器材を正しく扱うことができる. |
評価方法及び総合評価 | 定期試験,小テスト,実験レポート等を総合して評価する.評価の割合は定期試験60%,小テスト20%,レポート20%とする.60点以上の評価で目標達成とする.各定期試験の評価が6割に満たない学生に対しては,追試験やレポートを課すことがある.実験レポートの提出期限は1週間を原則とし,提出遅れは減点する.未実施の実験項目や未提出のレポートがある場合は総合評価を0点とする. |
学習方法 | 講義内容の理解が第一である.その上で教科書の演習問題が解けるように自主学習が必要である. |
学生へのメッセージ | 授業・試験・実験レポート等に関する全ての連絡事項に注意してほしい.特に,授業計画などの変更通知は,必要に応じて,授業中または教室の掲示板で行われるので注意が必要である. 本科目は,高学年で学ぶ電子情報系の専門科目の基礎であり,専攻科・大学編入試験,就職試験には必要不可欠な知識であり,予習・復習を十分行うことが必要である.質問は授業中や授業の直後はもちろんのこと,いつでも受け付けているので,休み時間や放課後に直接教員室に来て気軽に質問してほしい. |
学修単位への対応 | 該当なし |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |