科目コード | T516 | ||||
科目名 | 映像メディア工学(Image and Media Engineering) | 単位数 | 1単位 | ||
対象学科 | 情報通信工学科 | 対象学年 | 5年 | 開講期間 | 後期 |
科目区分 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 | |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数 | 30 | 実時間数 | 25 |
教員名(所属) | 清田 公保(情報通信工学科) | 教員室 | 3号棟3階 | ||
使用教科書 | 映像情報メディア学会編集 「映像メディア技術」 オーム社 | ||||
参考書 | 今間俊博著 「CG基礎セミナー」 オーム社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | ヒューマンメディア工学や認知応用工学などの基礎となる科目である. | ||||
科目の概要 | マルチメディア技術における映像メディアを取り扱うために必要な基本用語とシステム構成,画像フォーマット,デジタル放送技術について解説する.さらに,映像メディアを利用した応用技術として,ディジタル画像処理技術の基礎について説明する. | ||||
授業方針 | (1) マルチメディア技術における映像に関する基礎的な用語と規格,映像メディアに関するシステムの概要を理解し,簡単に説明ができる. (2) 映像のデジタル加工処理の代表的なものについて理解し,簡単に説明ができる. (3) 放送技術やデータ記録における基礎的なデータフォーマットの内部構造を理解し,伝送における映像圧縮の仕組みや記録メディアの仕組みを簡単に説明ができる. |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | 講義内容と達成目標についての説明と映像メディア技術の概要について解説する. | |
映像メディアとは | アナログとデジタルコンテンツの違いを理解し,ディジタルメディアの優位性について簡単に説明できる.従来のアナログ技術とデジタル放送技術の仕組みが簡単に説明できる. | |
映像とメディア | デジタル映像の仕組みと規格について,簡単に説明できる.フィルムからデジタルビデオへの移行の流れが理解でき,ニューメディアとしてのDVD,VOD,インターネット配信技術の仕組みを簡単に説明できる. | |
プロダクション技術 | 映像作品の製作プロセスと企画・演出におけるプロデューサーの仕事内容を理解し,地上デジタル放送のサービスについて簡単に説明できる. | |
デジタル画像の基礎 | カラー画像や映像(動画)の基本フォーマットの種類と特徴を簡単に説明できる.簡単なデジタル圧縮技術の仕組みを理解し,説明することができる. | |
デジタル画像処理 | カラー画像とモノクロ画像のデジタル画像を加工するための基本的な画像処理について簡単に説明できる. | |
マルチメディアの応用 | デジタル画像の加工技術を理解し,代表的なマルチメディアコンテンツのオーサリングソフトを用いたコンテンツ作成と表現ができる. |
評価方法及び総合評価 | 定期試験(80%),課題レポート(20%)の割合で総合的に評価する.総合評価の60%以上で目標達成とみなす.期末試験では,マルチメディアのオーサリングコンテンツの設計を学習し,その作品を評価する.課題レポート未提出については,当該の評価を0点とする. |
学習方法 | 配布するプリントに沿って講義するので,関連項目に関する内容をインターネットで調べてレポートをまとめると良い. |
学生へのメッセージ | 映像メディアは,デジタル加工の応用として重要な技術のひとつである.近年における携帯電話やWeb通信などに必要不可欠な知識であり,実践的な応用例を通して理解できるように配慮し,質問等は随時受け付ける.本科目は専攻科のマルチメディア工学の基礎となる科目として位置づけられる. |
学修単位への対応 | 本科目は,放課後・家庭で20時間程度の自学学習によるレポート課題が課せられます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |