2013年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードT510
科目名通信プロトコル工学(Communication Protocols) 単位数1単位
対象学科情報通信工学科対象学年5年開講期間前期
科目区分 必修・選択選択履修/学修学修
授業形式講義規定授業時数30実時間数25
教員名(所属)
山本 直樹(情報通信工学科)教員室
3号棟3階
使用教科書
宮保,田窪,武川 「ネットワーク技術の基礎」 森北出版
参考書
 
科目の位置付けと関連科目本科目と関連するものは,4年次開講の「光情報ネットワーク」であり,交換技術,メタル伝送技術,光伝送技術については復習しておくことが望ましい.5年後期に開講される「交換ネットワーク工学」では,本科目で講義するOSI参照モデルの考え方が分かっていると理解がより促進する.
科目の概要本科目では,コンピュータネットワーク技術について説明する.内容として,通信プロトコルの基礎,LANにおけるアクセス方式とLAN内およびLAN間接続装置の機能,LANケーブルの構造や種類などについて解説する.
授業方針(1) 通信システムのアーキテクチャであるOSIの概念と機能を理解し説明できる.

(2) LANの基本的なアクセス制御方式を理解し説明できる.

(3) LAN内及びLAN間接続装置の機能を理解し説明できる.

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

ガイダンス
1
 
OSIの概要とOSIモデルの機能

6
OSIの概念と各階層の機能を理解し説明できる.

パケット交換,TCP/IPのプロトコルにおける通信形態について理解し説明できる.

OSIプロトコル
8
OSI下位層にあたる物理層,データリンク層の機能について理解し説明できる.

OSI上位層にあたるトランスポート層(TCP,UDP),セッション層(SSL),アプリケーション層プロトコル(HTTP,SMTP)などの機能や特徴について理解し説明出来る.

LANにおけるコンピュータ通信

7
LANにおける基本的なコンピュータ通信の原理について理解し説明できる.

・LANの伝送媒体やトポロジの種類や特長

・LANの各種アクセス制御方式とそれらの特長

LANに適用される通信技術
6
LAN内及びLAN間に適用される通信技術について理解し説明できる.

・LAN内接続装置(リピータ,ブリッジ,スイッチングHUBなど)の機能や特長

・LAN間接続装置(ルータ)の機能や特長

伝送媒体について
2
ネットワークを構築する際の代表的な伝送媒体の1つである,LANケーブルの構造,種類,配線法を理解し説明できる.
評価方法及び総合評価定期試験(70%),小テストまたはレポート(30%)を総合して評価し,60%以上の得点で合格とする.欠席等により,レポート,小テストを提出しないものは0点となるので注意すること.
学習方法 
学生へのメッセージ 
学修単位への対応本科目は50分の授業に対して,放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます.
本校教育目標との対応
 
JABEE学習教育目標との対応
B-1(◎)