2013年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードT506
科目名情報通信工学実験 単位数3単位
対象学科情報通信工学科対象学年5年開講期間通年
科目区分 必修・選択必修履修/学修履修
授業形式実験規定授業時数90実時間数75
教員名(所属)
大田一郎(情報通信)
清田公保(情報通信)
山本直樹(情報通信)
西山英治(情報通信)
教員室
大田・石橋 1号棟3階
清田・山本 3号棟3階
松木 1号棟1階非常勤講師室
使用教科書
情報通信工学科編「情報通信工学実験」
自作プリント
参考書
 
科目の位置付けと関連科目 
科目の概要3年次,4年次の実験に引き続き実施するもので,授業で学習した理論の裏付け,具体的な事象からの法則の推論,理論と実際とのギャップの認識,実践的技術の修得を目的とする.
5班に分けて5項目の実験を1ローテーションとして行う.一部,ソフト関連の演習は一斉に行う.
授業方針1.実験を通じて電子回路に関する基本的な働きを理解し,関連ソフトを利用することができる.
2.実験の基本的な方法を理解し,実験に使用する測定機器の取り扱い・実験技術を身につける.
3.与えられた課題について、一定の制約条件下で目的を達成するデザイン能力を身につける.
4.測定データの処理,グラフの書き方を理解し,報告書としてまとめることができる.

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

ガイダンス
3
実験の進め方,注意事項,安全教育
コンピュータグラフィックスに関する実験
12
3Dモデルの基本的モデリングができ,テクスチャーマッピングによる表現ができる.(B-1, D-3)
ディジタルアンプの設計
12
ICや演算増幅器などを用いてディジタル増幅器を設計できる.(C-3, D-3)
インタフェースに関する実験
3
WiiリモコンをPCへのインターフェースとするプログラミング技術を習得する.(C-3)
マイクロ波に関する実験
3
マイクロ波について,発振器の特性,電力,定在波分布の測定ができる.(C-3)
パルス回路II
3
パルス応答波形が測定できる.各種マルチバイブレータの動作を理解し,説明できる.(C-3)
CDMAに関する実験
3
携帯などで利用されるCDMA通信方式について、実験を通して理解できる.(C-3)
ハードウェア記述言語の演習1,2
6
HDLによる基礎的な論理回路の設計から実装までができる.(B-1)
FM変復調器
3
FM変復調器の原理を説明でき,特性を測定できる.(C-3)
フィルタに関する実験
3
各種フィルタが設計でき、特性を測定できる。(C-3)
AD/DA変換器
3
逐次比較型A-D変換器,ラダー抵抗型D-A変換器によるデジタル−アナログ変換器を作成できる.(C-3)
LANに関する実験
3
ネットワークシミュレータを用いて,LANの性能評価ができる.(C-3)
Java-GUIによる通信プログラム演習
6
Java言語によるGUIを用いた通信プログラムを設計し作成できる.(B-1)
TeXによる文書作成演習
9
TeXを用いて文書を整形できる.(B-1)
実験のまとめ、予備日
18
CGの相互評価および第2ローテーションの説明を行う.第3,4ローテーションの実験の説明を行う.1年間の実験を振り返り,総括する.
評価方法及び総合評価各実験項目は報告書内容(60点),実験中の試問(40点),報告書提出状況(提出遅れ減点)の100点満点で評価とし,全項目を平均する.なお,未提出報告書があれば単位を認定しない.
学習方法 
学生へのメッセージ 
学修単位への対応 
本校教育目標との対応
JABEE学習教育目標との対応
B-1,C-3(◎),D-3(◎)