科目コード | T500 | ||||
科目名 | 応用数学【確率統計】(Applied Mathematics) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 情報通信工学科5年 | 対象学年 | 5年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 | |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 山本 拓生 (共通教育科 非常勤講師) | 教員室 | 1号棟1階(非常勤講師室) | ||
使用教科書 | 高遠節夫・斎藤斉他著 「新訂 確率統計」 大日本図書 | ||||
参考書 | |||||
科目の位置付けと関連科目 | |||||
科目の概要 | 確率的の数学的定義から出発する。次に、確率の性質および様々な確率の計算や確率分布を取り扱う。二項分布、ポアソン分布、正規分布が大事である。更に、2変数の確率分布を取り扱う。周辺分布、平均と分散の他に、2変数特有の共分散、相関係数も一般的に取り扱う。統計ではデータの整理や相関関係の取り扱いが大事になる。最後に標本から母集団の平均や分散の区間推定が取り扱われる。また、母集団の平均の検定も取り扱う。なお、授業と平行して自学用の課題を課す。 | ||||
授業方針 | この授業で取り上げた項目について次ができることを目標にする。 (1) 基本的な計算ができる。 (2) 定義や定理・公式の意味を理解し応用問題への適用ができる。 (3) 自らの力で分析や統合を行い、学習内容を活用できる。 (4) 既に学習した内容や他の分野との関連づけができる。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.確率 | ・確率の定義とその性質 ・条件付き確率と事象の独立 ・ベイズ定理 上の項目について教科書の問が解ける。 | |
2.データの整理 | ・1変数データ:度数分布、代表値、散布度とその性質 ・2次元データ:相関グラフ、回帰直線 ・共分散と相関係数 上の項目について教科書の問が解ける。 | |
3.確率分布 | ・確率変数と確率分布 ・二項分布とポアソン分布 ・平均、分散、標準偏差とその性質 ・確率の連続分布と正規分布 上の項目について教科書の問が解ける。 | |
4.二次元の確率分布 | ・二次元確率分布 ・平均値、分散、共分散とその性質 ・相関係数 ・中心極限定理 上の項目について教科書の問が解ける。 | |
5.標本および母集団の推定と検定 | ・母集団と標本 ・正規母集団と二項母集団 ・点推定と区間推定 ・カイ2乗分布とt分布 ・母数の検定 ・対立仮説と棄却域 上の項目について教科書の問が解ける。 |
評価方法及び総合評価 | [定期試験に関して] 4回の定期試験で評価を行う。定期試験で十分に習得出来ていないと判断した学生 (65点未満) にはその都度追加試験を課すことがある。このとき追加試験に合格した学生の各定期試験での評価の最高点は65点とする。 [自学課題に関して] 自学課題の評価は前期総合と後期総合の2度行う。 定期試験 (70%) と自学用課題 (30%) で評価して60%以上で目標達成とする。自学用課題の評価は前期総合と後期総合の二度のみ行う。なお、自学課題レポートの提出がなければ原則的に自学課題の評価点は0点にする。 |
学習方法 | |
学生へのメッセージ | 講義と平行して自学用の演習課題が、問題集や図書館の参考書等から出題される。 |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して、放課後・家庭で40分の自学学習が課せられます。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |