科目コード | LK405K | ||||
科目名 | 経済学 | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 選択 | 対象学年 | 4 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 | |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 50 | 実時間数 | 25 |
教員名(所属) | 時松雅史(八代キャンパス共通教育科) | 教員室 | 1号棟1階 非常勤講師室 | ||
使用教科書 | 授業に関連したプリントを配布 | ||||
参考書 | 日高晋『経済原論』有斐閣選書 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 本科目は1年次の「政治・経済」で取り扱う経済学分野の大学教養レベルの講義となる。 | ||||
科目の概要 | 本科目は、アダム・スミスやリカードをはじめとする古典派経済学の理論からマルクス経済学、そしてケインズの理論を中心に学習する。後半は日本経済の発達について戦後を中心に講義する。また地元熊本県の経済についても触れながら学習を進める。 | ||||
授業方針 | 前半は経済学とはどのようなものかについて、その歴史や基礎的な理論を学ぶことにより理解する。また後半は日本経済の発達についてその要因や変化について理解することを目標とする。また、金利計算やローン計算をおこなうことで将来役に立つ内容も学習する。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス・経済学とは | 経済学の分類について理解する。 | |
古典派の理論 | スミスの経済学やリカードの理論について理解する。また合わせてケネーの経済表についても理解する。 | |
マルクス経済学の理論(1) | 商品・貨幣・資本についてマルクス経済学の立場から理解する。また貨幣史や銀行の発達についても理解する。 | |
マルクス経済学の理論(2) | マルクスの生産論(剰余価値の生産、再生産表式)について理解する。資本市場である株式市場について基礎的知識を身につける。 | |
ケインズ経済学の理論 | 有効需要の原理やケインズが経済学や社会に与えた影響について理解する。 | |
先物取引について | 先物取引の歴史や先物取引の仕組みについて理解する。 | |
金利計算について | 複利計算やローン計算ができる。 | |
日本経済発達(戦後復興) | 戦後の民主化政策(財閥解体、農地改革等)や傾斜生産方式について理解する。 | |
日本経済発達(高度成長期) | 日本経済が高度成長した要因や様々な変化について理解する。合わせて町の変化についても学ぶ。 | |
日本経済発達(バブル前後) | 円高やバブル経済がなぜ起きたのか、また工場立地の変化について地元熊本の事例により理解する。 | |
東アジアと日本について | 中国・韓国をはじめとする東アジアの国々と日本の経済との関わりについて理解する。 |
評価方法及び総合評価 | 上記授業項目から出題する定期筆記試験の得点(100点満点)の平均を総合評価の基本点数とする。加えて授業ノートも評価の対象とする。さらに夏休み等に課題を求めることもある(試験95%ノート他5%)。総合評価の60%以上の得点で合格とする。もし、60点に満たない場合は再試を行うことがある。 |
学習方法 | 授業の復習を確実に行う。資料・ノートをもう一度見直し、自分で補足を入れておく。不明な点があればチェックして教員に質問するか、図書館で調べる。 |
学生へのメッセージ | 経済学の基本的な話をするので、できれば「覚える」のではなく「考える」ことを重視してほしい。授業の解説はよく聞いて、ノートをしっかりとまとめてください。授業は経済理論だけではなく、将来の生活にも役に立つ話を盛り込んでいるので積極的な授業参加を期待しています。 |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して、放課後・家庭で40分程度の自学自習が課せられます。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |