2013年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードLK205A
科目名数学U(微分積分) (Mathematics II) 単位数2単位
対象学科全クラス対象学年2年開講期間通年
科目区分共通科目必修・選択必修履修/学修履修
授業形式講義授業時間数60実時間数50
教員名(所属)
山崎充裕(共通教育科)教員室
1号棟2階
使用教科書
高遠節夫ほか,新 微分積分T,大日本図書
参考書
大学・高専生のための解法演習 微分積分T,森北出版、計算力が身につく微分積分,学術図書出版社
科目の位置付けと関連科目1年次開講の数学Tの履修を前提としている。また、3年次開講の微分積分の基礎科目となる。
科目の概要数学Tで学習した内容を基礎とし、理工系科目を学習する上で不可欠である微分積分の基本概念の習得を目指す。本科目の到達目標は、「極限」「連続」「微分」「積分」に関する基本的な計算ができ、定義や定理、公式の意味を理解し応用問題への適用ができることである。
授業方針教科書に準拠した自作プリントを用いて、授業を進行する。演習問題は適宜配布する。到達度を確認するための確認テストを実施する。到達目標を達成していない学生に対しては、再学習を課し、確認テストを実施する。

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

関数の極限と導関数
15
関数とその性質、関数の極限、微分係数、導関数、導関数の性質、三角関数の導関数、指数関数の導関数の概念について理解し、教科書の練習問題程度の計算ができる。
いろいろな関数の導関数
15
合成関数の導関数、対数関数の導関数、逆三角関数の導関数、関数の連続の概念について理解し、教科書の練習問題程度の計算ができる。
関数の変動、いろいろな応用
15
接線と法線、関数の増減、極大と極小、関数の最大・最少、不定形の極限、高次導関数、曲線の凹凸、媒介変数表示と微分法、速度と加速度、平均値の定理の概念について理解し、教科書の練習問題程度の計算ができる。
不定積分と定積分、積分の計算
15
不定積分、定積分の定義、微分積分法の基本定理、定積分の計算、いろいろな不定積分の公式、置換積分法、部分積分法、置換積分法・部分積分法の応用、いろいろな関数の積分の概念について理解し、教科書の練習問題程度の計算ができる。
評価方法及び総合評価数学U(微分積分)は、定期試験と小テストおよびレポートを4:1の割合で評価し、60点以上(100点満点)で到達目標達成と判断する。数学Uは、微分積分と基礎数学・線形代数を総合的に評価し判断する。
学習方法概ね講義2時間に対して、同程度以上の自宅学習をする必要がある。基本事項を簡潔にまとめたノートを作り、十分な問題演習を行ってもらいたい。また、教科書以外にも複数の書籍を参考にすることで理解を深める習慣を身につけてもらいたい。
学生へのメッセージ初学者にとって、微分積分で扱う概念は難しく、理解し難いものに感じるかもしれないが、根気強く学習することで、微分積分の醍醐味を知ってもらいたい。
学修単位への対応 
本校教育目標との対応
(3)(6)
JABEE学習教育目標との対応
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