2013年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードI508
科目名コンパイラ構成論U(Compiler Composition TheoryU) 単位数1単位
対象学科情報工学科対象学年5年開講期間後期
科目区分専門基礎科目必修・選択選択履修/学修学修
授業形式講義規定授業時数30実時間数25
教員名(所属)
村上 純(人間情報システム工学科)教員室
3号棟2階
使用教科書
中田育男「コンパイラ」 産業図書
参考書
宮本衛市「はじめてのコンパイラ」森北出版
大川知ほか「コンパイラ」近代科学社

大川知、鈴木大郎「コンパイラ」近代科学社

科目の位置付けと関連科目3年生のプログラミング通論や4年生のプログラミング特論などの科目をさらに深く理解するための科目として位置付けられる。
科目の概要コンパイラの構文解析法のうち、演算子順位法と再帰的下向き法について講義を行う。続いて算術式と論理式の目的プログラム生成法について講述する。また、実際にテキストで示されたアルゴリズムを用いて、プログラムを作成する。
授業方針1.再帰的下向き構文解析法が理解でき、説明ができる。

2.構文解析のプログラムが作成できる。

3.算術式、論理式の目的プログラム生成法が理解でき、説明ができる。

4.算術式の目的プログラム生成プログラムが作成できる。

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

1.ガイダンス
1
 
2.演算子順位法による構文解析
1
演算子順位法による構文解析譜の作成法が理解でき、説明できる。
3.再帰的下向き構文解析法
8
下向き構文解析法とその問題点、LL(1)文法、再帰的下向き構文解析譜、文法から構文解析譜への変換について理解でき、説明することができる。
4.構文解析譜の作成
8
演算子順位法あるいは再帰的下向き構文解析法により構文解析譜が作成できる。
5.算術式の目的譜生成
6
レジスタが1つの場合と複数個の場合について算術式の目的譜生成のしかたが理解でき、説明しプログラムを作成することができる。
6.論理式の目的譜生成
6
論理式の目的譜生成のしかたが理解でき、説明することができる。
評価方法及び総合評価【評価方法】

中間試験、定期試験等の筆記試験、レポートで評価する。

【総合評価】

定期試験等筆記試験(70%),演習レポート評価(30%)を総合し評価する。6割以上の得点で合格とする。演習レポートの提出期限は課題提示と同時に示し,期限に遅れて提出されたレポートの評価点は0点とする。自学学習用の課題演習レポートはレポート点として評価する。
学習方法 
学生へのメッセージプログラム言語のレコード型やポインタ型などについての知識が必要であり、これらを十分に復習して受講することが望ましい。

自学学習は講義の復習および演習レポート作成の時間に充てるものとする。

学修単位への対応本科目は50分の授業に対して,放課後・家庭で20時間相当のレポートを課す。
本校教育目標との対応
 
JABEE学習教育目標との対応
D-1(◎)