科目コード | HI410 | ||||
科目名 | 人間環境工学(Human Environmental Engineering) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 全学科 | 対象学年 | 4年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 | |
授業形式 | 講義 | 規定授業時数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 合志 和洋(人間情報システム工学科) | 教員室 | 3号棟3階 | ||
使用教科書 | 環境工学教科書研究会「環境工学教科書」彰国社 | ||||
参考書 | 石井一郎「環境工学」森北出版 川本克也,葛西栄輝「環境の化学と工学」共立出版 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | |||||
科目の概要 | 本科目では,環境工学の概要について体系的に学ぶ.大気汚染や水質汚染,土壌汚染などの典型7公害に加え,廃棄物,自然環境,地球環境などについての工学的なアプローチによる測定・評価方法,対策などについて理解させる.また,環境影響評価の必要性ならびにその手順について学び,環境保全対策についての知見を修得させる. | ||||
授業方針 | (1) 環境問題に対する工学的なアプローチ手法とその解決策を理解し説明できる. (2) 環境工学の体系的なとらえ方,応用のための考え方を理解し説明できる. (3) 実例などにより,環境工学の重要性と将来的動向を理解し説明できる. |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.ガイダンス | 本科目の内容,目標,進め方,成績評価方法などの説明を受ける. | |
2.環境工学の総論 | わが国における環境問題や,環境に関する法令などの説明を受け,全体のイメージを理解し説明できる. | |
3.騒音 | 騒音の測定器や測定方法について理解できる.また,地域騒音や交通騒音などの具体例について説明を受け,その対策について理解し説明できる. | |
4.振動 | 超低周波音や公害振動についての測定方法や実例について説明を受け,その対策について理解し説明できる. | |
5.水質汚濁 | 水質汚濁の測定方法や実例について説明を受け,水質の環境基準やその達成のための防止策について理解し説明できる. | |
6.大気汚染 | 大気汚染の測定方法や実例について説明を受け,大気の環境基準やその達成のための防止策について理解し説明できる. | |
7.地盤沈下 | 地盤沈下の原因について説明を受け,その対策について理解し説明できる. | |
8.悪臭 | 悪臭の原因について説明を受け,その対策について理解し説明できる. | |
9.土壌汚染 | 土壌汚染物質について説明を受け,汚染土壌の復元対策について理解し説明できる. | |
10.その他の公害 | 上記の典型7公害に加え,廃棄物,自然環境とその破壊,および地球環境について説明を受け,それらの現状と今後の保護対策について理解し説明できる. | |
11.環境影響評価法 | 環境アセスメントについて説明を受け,その手順や環境保全対策について理解し説明できる. |
評価方法及び総合評価 | レポート課題(40%),および期末試験(60%)で評価し,総和によって総合評価を行う.レポートは,本講義を通じて2回程度実施し,各課題に対する調査・整理内容によって考察程度を評価する.なお,レポートを提出しない者は,当該レポートの点数を0点とする.そして,総合平均点が60%以上の得点率で目標達成とみなす. |
学習方法 | |
学生へのメッセージ | 本講義において,各レポートは自学学習の時間において調査・整理して作成すること. |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |