2013年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードHI403
科目名電気磁気学(Electromagnetism) 単位数2単位
対象学科人間情報システム工学科対象学年4年開講期間通年
科目区分専門基礎科目必修・選択必修履修/学修学修
授業形式講義授業時間数60時間実時間数50時間
教員名(所属)
山本直樹(人間情報システム工学科)教員室
3号棟3階
使用教科書
安達三郎/大貫繁雄 共著 「電気磁気学[第2版]」 森北出版
参考書
大貫繁雄/安達三郎 共著 「演習 電気磁気学」 森北出版
科目の位置付けと関連科目電気磁気学(または電磁気学)は、これまで皆さんが修得してきた電気回路学、電子回路学と並び電気電子情報系学科に所属する学生にとり重要な専門基礎科目であり、物理学、数学をはじめ多くの専門科目と関連する。
科目の概要本科目では、電荷、真空中の静電界、導体系の静電容量、誘電体、定常電流に関連する原理や性質および諸法則について説明を行い、できる限り多くの演習問題に取り組み電気磁気学の理解を深める。
授業方針電気磁気学の全般的な基本事項について理解でき、それら各事項に関連する数式を利用して基本的な問題を解くことができるようになる。

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

電荷
5
電荷の性質およびクーロンの法則を説明でき、その法則を利用して電荷間の力を計算できる。静電誘導の現象を説明できる。
真空中の静電界
23
電界と電気力線の考え方が理解でき、電界の計算ができる。電位と電位差の考え方が理解でき、それらを計算できる。等電位面の性質および電位の傾きについて理解でき、それを利用して電界の計算ができる。ガウスの法則を説明でき、それを用いて電界を求めることができる。帯電導体の性質が理解でき、各種導体における電界や電位の計算ができる。
導体系と静電容量
13
電位係数の定義が説明でき、導体系における電位係数の計算ができる。静電遮蔽およびコンデンサの考え方が理解でき、静電容量および静電界におけるエネルギーと力を計算できる。コンデンサの接続について理解でき、合成静電容量の計算ができる。
誘電体
11
誘電体の構造と性質が理解できる。誘電体の分極について理解できる。電束密度の定義および誘電体中の電界と電束密度との関係が理解できる。電束に関するガウスの法則を利用して誘電体中の電界の計算ができる。
定常電流
8
定常電流の考え方が理解でき、オームの法則およびジュールの法則を利用して抵抗やエネルギーが計算できる。
評価方法及び総合評価定期試験(70%)、レポート(20%)、小テスト(10%)を総合して評価し、60%以上の得点で合格とする。欠席等により、レポート、小テストを提出しないものは0点となるので注意すること。
学習方法本科目の理解を深めるためには、授業中あるいは放課後を利用して演習問題をより多く解くことが必要です。テキストには演習問題がたくさん用意されています。また、授業中の基本事項の説明も良く聞き、より理解できるよう努めてください。
学生へのメッセージ 
学修単位への対応本科目は50分の授業に対して、放課後・課程で40分程度の自学学習が課せられます。
本校教育目標との対応
(3)
JABEE学習教育目標との対応
C-2(◎)