| 科目コード | E510 | ||||
| 科目名 | 電子計測Ⅰ(Electronic MeasurementsⅠ) | 単位数 | 1単位 | ||
| 対象学科 | 電子工学科 | 対象学年 | 5年 | 開講期間 | 前期 |
| 科目区分 | 専門応用 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 |
| 授業形式 | 講義 | 規定授業時数 | 30 | 実時間数 | 25 |
| 教員名（所属） | 常田 明夫 | 教員室 | 1号棟1階(非常勤講師室) | ||
| 使用教科書 | 貴家仁志「ディジタル信号処理」昭晃堂 | ||||
| 参考書 | 辻井重男・鎌田一雄「ディジタル信号処理」昭晃堂 都築泰雄「電子計測（改訂版）」コロナ社 | ||||
| 科目の位置付けと関連科目 | 関連する基礎科目は電気計測および電気回路学である。 | ||||
| 科目の概要 | 現代のディジタル化時代において音声信号や画像信号などを計測・処理するために必須の技術であるディジタル信号処理の基礎について講義する。具体的には、線形時不変システム、ｚ変換と伝達関数、フーリエ級数とフーリエ変換、サンプリング定理などについて演習（小テスト）を交えた授業を行う。 | ||||
| 授業方針 | 下記の項目についての理解を目標とする。 1.線形時不変システム 2.ｚ変換と伝達関数 3.フーリエ級数・フーリエ変換 4.サンプリング定理 | ||||
授業項目 | 時間 | 達成目標（習得すべき内容） |
| １．ディジタル信号計測・処理の基礎 | アナログ信号とディジタル信号の違い、ディジタル信号の計測・処理の基礎を理解し、説明できる。 | |
| ２．線形時不変システムとその実現 | 線形性と時不変性、畳み込みとインパルス応答について理解し、線形時不変システムを、加減算器、乗算器および遅延によって構成できる。 | |
| ３．z変換とシステムの伝達関数 | ｚ変換の定義と性質、システムの伝達関数の定義とｚ変換との関係を理解し、与えられた線形時不変システムの伝達関数と周波数特性を計算できる。また、与えられたシステムの安定性を判別できる。 | |
| ４．信号の周波数解析 | 与えられた周期信号のフーリエ級数・離散時間フーリエ級数を計算し、周波数解析ができる。また、与えられた非周期信号のフーリエ変換・離散時間フーリエ変換を計算し、周波数解析ができる。 | |
| ５．サンプリング定理 | エリアジングの原因と帯域制限の必要性、およびサンプリング（標本化）定理を理解し、説明できる。 |
| 評価方法及び総合評価 | 授業中に実施する小テスト（20％）、中間試験（40％）、および期末試験（40％）により総合的に評価し、60％以上の得点率で合格とする。 |
| 学習方法 | 関連する基礎科目である電気計測および電気回路学の講義内容について十分に復習して受講することが望まれる。 |
| 学生へのメッセージ | 関連科目の十分な復習が望まれる。 |
| 学修単位への対応 | ※ 本科目は５０分の授業に対して、放課後・家庭で４０分程度の自学学習が課せられます。 |
| 本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 | ||||