2013年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードCI415
科目名通信工学(Telecommunication Engineering) 単位数2単位
対象学科制御情報システム工学科対象学年4年開講期間通年
科目区分専門応用科目 必修・選択選択履修/学修学修
授業形式講義授業時間数60実時間数50
教員名(所属)
吉岡大三郎教員室
5号棟1階非常勤講師控室
使用教科書
武部幹,田中公男,橋本秀雄 「情報伝送工学」 オーム社
参考書
齋藤洋一 「ディジタル無線通信の変復調」 電子情報通信学会
科目の位置付けと関連科目 
科目の概要ユビキタスネットワークを支える基盤技術となるディジタル情報通信技術を学ぶ.情報伝送に適した信号波形の設計,伝送理論,変復調技術,通信の高効率・高信頼のためのディジタル符号化の各手法と原理について学ぶ.
授業方針1.通信工学の意義,必要性が理解できる.
2.時間信号波形とその周波数成分の対応が理解できる.
3.通信伝送の特性に適した信号を設計できる.
4.通信に適したディジタル符号化の原理が理解できる.

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

ガイダンス
2
通信システムの構成について理解できる.
信号解析
12
フーリエ級数,フーリエ変換を理解し,信号の周波数成分を求める計算ができる.
PCM通信
8
アナログ信号をディジタル化するPCM変調,サンプリング定理などが説明できる.
ディジタル伝送
8
ディジタル信号伝送のためのフィルタ理論が理解できる.
ディジタル通信の変復調
10
変調,復調の原理が理解できる.
情報源符号化
10
情報のディジタル符号化,圧縮が説明できる.
通信路符号化
10
誤り制御のための通信路符号化が説明できる.
評価方法及び総合評価中間試験(評価割合40%),期末試験(50%),演習レポート(10%)を総合し,ディジタル通信のための信号解析や通信方式に関する理解度・具体的適用能力を評価し,60%以上の評価で合格とする.
学習方法三角関数,微分積分は必須となるので,必要に応じて復習すること.
学生へのメッセージ 
学修単位への対応本科目では,40時間相当のレポートもしくは自宅演習を課す。
本校教育目標との対応
(2),(3)
JABEE学習教育目標との対応
D-1