科目コード | CI412 | ||||
科目名 | 計測工学(Instrumental Engineering) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 制御情報システム工学科 | 対象学年 | 4年生 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 | |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 柴里弘毅(制御情報システム工学科) ト 楠(制御情報システム工学科) | 教員室 | 5号棟 5階 5号棟 4階 | ||
使用教科書 | 前田良昭,木村一郎,押田至啓 「計測工学」 コロナ社 | ||||
参考書 | 木下源一郎、実森彰郎 「センシング工学入門」 コロナ社 牧川方昭 吉田正樹 「ヒト心身状態の計測技術」 コロナ社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 本科目は、ディジタル技術検定(制御部門)と関連が深い。関連する基礎科目は3年次に開講される制御機器学であり、関連する項目を復習して受講することが望まれる。また、システムを組み合わせるインテグレーションという観点から4、5年次に開講される制御工学とも関連が深い。 | ||||
科目の概要 | 計測の技術は工業的な分野にとどまらず、日常のさまざまな場面で用いられている。現在、我が国では高齢者の健康寿命をいかに伸ばすかが大きな課題となっており、体調の計測技術や異常の徴候を未然発見する技術の開発は、生体医工学分野の大きな課題の一つである。そのような観点から、本講義では、計測技術の基礎概念とともに、生体計測技術を取り上げて講義を行う。 | ||||
授業方針 | 計測工学に係る原理や技術の理解、説明能力の獲得を目標とする。生体計測を具体的な例として取り上げ、センサの動作原理、計測システムの構築、情報の獲得と操作に関する理解を深める。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | 本講義の学習内容や目標、評価方法について理解する。 | |
計測とその目的 | 計測の概観紹介 | |
計測の基礎 | 計測の基礎について理解し、基本概念などを説明できる。 | |
計測データとその処理 | 計測データの処理技術の基礎について理解する。 | |
計測システムとシステム解析 | 計測システムの基本構成について理解し、説明できる。 | |
信号変換の方式とセンサ | 代表的なセンサの動作原理を理解し、説明できる。 | |
生体計測技術の事例紹介 | 具体的な日常生活計測の事例を理解し、説明できる。 |
評価方法及び総合評価 | 【評価方法】 筆記試験、レポート課題により総合的に評価する。総合評価以外については、その時点で評価可能な項目を総合評価に準じた割合で評価する。 【総合評価】 中間試験・期末試験などの筆記試験(60%)、レポート課題(40%)とする。60%以上の得点率で目標達成とみなす。レポートの提出期限は課題提示と同時に示し、期限に遅れて提出されたレポートの評価点は0点とする。 |
学習方法 | 自学学習の支援として、講義ごとに学習内容をまとめるプリントを配布し、原則として次回講義開始時に提出を求める。その取り組みを総合評価で述べた割合で総合成績に加味する。 |
学生へのメッセージ | 計測技術は複数分野を横断する総合的な技術体系で、制御と情報処理を行うために基礎となる技術です。特に、生体情報を測る技術を勉強し、いろいろ視野を広げていきましょう。 |
学修単位への対応 | 本科目では,50分の授業に対して40分程度に相当する放課後・家庭での自学学習,およびレポート課題を課す。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |