科目コード | CI308 | ||||
科目名 | 制御工学実験I(Experiments in Control Engineering) | 単位数 | 3単位 | ||
対象学科 | 制御情報システム工学科 | 対象学年 | 3 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 総合科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修単位 |
授業形式 | 実験 | 授業時間数 | 90 | 実時間数 | 75 |
教員名(所属) | 遠藤、柴里、藤本、嶋田、中島、松尾、卜、寺田 (制御情報システム工学科) | 教員室 | 5号棟4階、5階 | ||
使用教科書 | 制御情報システム工学科3年次実験指導書(プリントもしくはPDFとして配布) | ||||
参考書 | 制御情報システム工学科の授業で使用した教科書、その他適宜指導 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | |||||
科目の概要 | 制御情報システム工学の基礎となる制御工学、計算機工学、電子工学、システムプログラミング、機械工学などの基礎項目について実験を通して理解を深める。 | ||||
授業方針 | 制御情報システム工学に関連した実験を行うことにより、以下の基礎知識: (1) 基礎となる数学法則と物理原理; (2) エレクトロニクスの要素技術;(3) 情報通信の要素技術; (4) 計算機の内部動作を習得する。また、期限内での実験報告書の作成・提出を通して、論理的な記述力および計画遂行能力を養成する。更にローテーションごとに設けてある復習の時間を通して、得られた実験結果を深く考察できる能力、習得した知識を駆使して実際のシステムの問題点を解決する能力を育成する。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | 実験の概要及び目標、実験の際の安全対策を理解する。 | |
ソフトウェア実験リテラシ | 本科のコンピュータシステムの使い方を理解し、コンピュータを用いてレポートを作成できる。 | |
共振回路 | RLC回路の共振動作を理解し、説明できる。入出力特性を測定し、データ処理ができる。 | |
論理回路CAD | 論理回路設計の基礎を理解し、CADを用いて順序回路を作成できる。 | |
ロジックトレーナ | 順序回路、フリップフロップを理解し、ロジックトレーナを用いて順序回路を作成できる。 | |
マイコンの使い方 | マイコンボードを利用したアセンブラプログラミングの基礎を理解し、基礎的なプログラムを実行することができる。 | |
モデルコンピュータ | モデルコンピュータによるコンピュータの動作確認を行うことができ、プログラミングできる。 | |
実験レポート作成指導(I) | レポートの作成方法を理解し、提出したレポートの不備点を理解し、加筆・修正できる。 | |
Matlabの基礎 | Matlabを利用した各種データ処理、グラフ表示ができる。 | |
デジタルIC | デジタルICの使い方および回路の作成方法を理解し、簡単なデジタル回路を作成できる。 | |
PCの基礎 | プログラマブルコントローラ(PC)の基本的なプログラムと配線について修得する。 | |
3Dモデリング | 3 次元 CAD 設計ソフトウェアを用いて、3次元ソリッドモデルを構築できる。 | |
トランジスタの静特性測定 | トランジスタ静特性実験結果を論理解析により評価することができる。 | |
演算増幅器の基礎 | オペアンプを用いた各種増幅回路および演算回路の基本動作を理解し、説明できる。 | |
実験レポート作成指導(II)と復習 | レポートの作成方法を理解し、提出したレポートの不備点を理解し、加筆・修正できる。 |
評価方法及び総合評価 | 実験実施状況(50%)およびレポート評価(50%) を総合し、上記事項に対する理解度を評価する。評価は原則として以下の基準に従う。 ・全てのテーマの評価がそれぞれ60%以上の得点率で目標達成とみなす。 ・レポートの提出期限は各テーマの実験終了1 週間後とし、期限以降に提出されかつ期限から1 週間以内の場合にはレポート評価の上限を40%、それ以降の場合上限を30%として評価する。 ただし1ヶ月以内に提出されない場合は再実験を実施する。 |
学習方法 | 学生を2班に分け、各実験項目を実施する。 |
学生へのメッセージ | 授業科目数と実験数および実験実施時間数の関係から、関連科目の授業実施よりも前に実験を実施することがある。しかし本学科の実験を行う意義は、「講義で学んだことを確認し知識を定着させる」、「それらを応用する」、「新しいことを自ら学ぶ」ためであることを理解すること。実験前の予習を十分行うこと。 |
学修単位への対応 | 該当なし |
本校教育目標との対応 |