2013年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードC516
科目名ディジタル信号処理概論V 単位数1単位
対象学科電子制御工学科対象学年C-5開講期間前期
科目区分 必修・選択選択履修/学修学修
授業形式講義規定授業時数30実時間数25
教員名(所属)
石飛光章(熊本大学)教員室
使用教科書
高木章二 「ディジタル制御入門」 オーム社
参考書
G. F. フランクリン,J. D. パウエル 「ディジタル制御」 森北出版
荒木光彦 「ディジタル制御理論入門」 朝倉書店
科目の位置付けと関連科目関連する専門科目は,制御工学である.
科目の概要制御工学における,伝達関数にもとづく制御に引き続く科目で,制御装置としてディジタルコンピュータを用いることを前提とするディジタル制御を扱う.ディジタル制御系の構成,制御対象の表現,特性解析,フィードバック制御系設計の各手法を学ぶ.
授業方針1.ディジタルコンピュータを用いる制御工学の意義,必要性が理解できる.
2.ディジタル制御系の構成要件が説明できる.
3.制御対象や入出力信号を離散時間表現することができる.
4.ディジタル制御系の特性解析方法を理解し,具体的問題に適用できる.
5.ディジタルフィードバック制御系を設計できる.

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

1.ガイダンス
1
2.ディジタル制御とは
6
AD,DA,サンプリング,ホールド,量子化について理解し,意義が説明できる.
3.ディジタル制御系の表現
8
z変換,パルス伝達関数の意味を理解し,具体例で計算できる
4.ディジタル制御系の解析
10
極,安定性,周波数応答,零点,状態方程式の定義が説明でき,具体例で示すことができる.
5.ディジタル制御系の設計
5
極配置制御系を設計できる.
評価方法及び総合評価中間試験(評価割合40%),期末試験(50%),演習レポート(10%)を総合し,ディジタル制御系の構成,制御対象の表現,特性解析,フィードバック制御系設計に関する理解度・具体的適用能力を評価し,60%以上の評価で合格とする.
学習方法 
学生へのメッセージ 関連科目の応用数学や制御工学をよく理解しておいてください.応用数学は,微分積分,微分方程式,ラプラス変換がとくに深い関連があります.演習レポートは指示した期限までに提出しなければ評価点は0点とします.
学修単位への対応 本科目は50分の授業に対して、放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます
本校教育目標との対応
JABEE学習教育目標との対応
D-1