2013年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードAN132
科目名プロジェクト実習(Engineering Practice) 単位数2単位
対象学科電子情報システム工学専攻対象学年1年開講期間通年
科目区分共同教育必修・選択選択履修/学修学修
授業形式実習授業時間数90実時間数75
教員名(所属)
実習指導教員(全学科)教員室
各教員室
使用教科書
参考書
 
科目の位置付けと関連科目 
科目の概要学内実習によって,以下に示す(1),(2)を体験し,必要に応じて(3)も実施する.
(1) 技術実習の体験
(2) 製品づくり(ソフトまたはハード)の体験
(3) その他の技術者としての基礎能力の経験
授業方針学内実習を行って,製品づくりの体験,技術実習の体験を通して,技術者としての基本姿勢を理解し,行動することができる.

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

1. 技術実習の体験
・本科の専門科目の授業や学生実験指導の実施
・体験入学や公開講座など指導的経験
(但し,TAのように単なる手伝いは該当しない.)
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専門科目の授業の実施や学生実験の指導等ができる.
または,公開講座や中学校への体験授業ができる.
2. 製品づくりの体験
・あるテーマでの実験
・あるテーマでの製作(ハード,プログラムなど)
・あるテーマの調査・計画
・工場見学(必要に応じて実施)
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製品づくりの考え方,困難性の所在を理解できる.
回路等の実際上の問題を把握できる.
3. その他の技術者としての基礎能力の経験
・論文把握
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論文を理解し,その内容を説明できる.
論文に書かれている本質や疑問点を理解できる.
4. 実施報告書の作成とプレゼンテーション
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学内実習の成果を実習報告書としてまとめることができる.
プロジェクタ等を用いて,口頭発表することができる.
評価方法及び総合評価【評価方法】

@技術実習の評価(合計40満点で24点以上*)

 ・計画・準備(10点)
 ・授業・説明の意欲(20点)
 ・受講生からの評価(10点)

A製品づくりの評価(合計60点)

 ・計画・準備(10点)
 ・製品づくりの意欲(20点満点で12点以上*)
 ・製品づくりの理解(20点満点で12点以上*)
 ・技術の社会的背景,視点の理解(5点満点で3点以上*)
 ・指導教員との密連絡(5点)

上記@とAは実習指導教員が評価し,合計が60%以上の得点率で,かつ*の箇所ではそれぞれの点数以上で目標達成とみなす.

B実習報告の評価(合計50点)

 ・製品作り,技術実習,その他の技術者としての経験の充実度(30点満点で18点以上*)
 ・困難性や問題点の理解度(10点満点で6点以上*)
 ・報告書の表現,発表態度(10点満点で6点以上*)

上記Bは2名の教員で評価し,60%以上の得点率で,かつ*の箇所ではそれぞれの点数以上で目標達成とみなす.

【総合評価】
総合的な評価は以下の式で与えられる通りとする.

総合評価=[@技術実習の評価(40点)+A製品づくりの評価(60点)+B実習報告の評価(50点)]/1.5 評価用紙等の詳細は 専攻科ローカルホームページ を参照.
学習方法・授業項目1,2は,最小必須時間数を示しており,これらの実施時間が超過した場合には,3の時間を減らすことができる.すなわち,項目3は必須ではない.
・(1)実施内容の記録簿と(2)実施した調査,計画,論文などの資料はファイルに綴じて指導教員に提出する.
学生へのメッセージ 
学修単位への対応学修とは自学学習を含む科目を指す.
本校教育目標との対応
 
JABEE学習教育目標との対応
E-4(◎)、F-2(○)