2012年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードTE305
科目名電子計測(Electronic Measurements) 単位数2単位
対象学科情報通信エレクトロニクス工学科対象学年3開講期間通年
科目区分専門基礎科目必修・選択必修履修/学修学修
授業形式講義授業時間数60実時間数
教員名(所属)
角田 功(情報通信エレクトロニクス工学科)教員室
角田(1号棟4階)
使用教科書
西野治「電磁気計測(改訂版)」電気学会
参考書
若山芳三郎 著「電気計測入門」 啓岳出版

岩崎 俊  著「電磁気計測」  コロナ社
科目の位置付けと関連科目本授業内容は電気技術者の多くの資格試験に関連する科目である。
科目の概要電気計測は電気技術者として、必要な基礎的計器について述べ、計測に関する基本的な知識及び測定器の構造・動作原理・使用法等について講義する。また、3、4年生の電気実験で取り扱う各種電気量の測定方法についても講義する。
授業方針電気計測は基礎電気学及び基礎電気実験を基にした科目であり、電気量である電圧、電流、抵抗、電力、波形、容量等を測定するアナログ計器及びディジタル計器について、その構造、原理、測定法を理解し、述べることが出来る。

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

電気計測の特徴
4
電気計測の特徴について理解し説明することができる。
単位と標準器
6
単位と比較の基準となる量をもつ原器または標準器について理解し説明することができる。
測定の誤差と測定値の取り扱い
8
測定値の処理の仕方について理解し説明することができる。
指示電気計器の構成要素
4
各種電気計器に共通な基本的な事項について説明することができる。
指示電気計器の分類
4
多くの指示電気計器をその動作原理に従って分類し、各種計器についてその構造・特徴、その取り扱い方等について理解し説明することができる。
各種指示計器の動作・特徴
16
各種指示計器の種類・動作原理と、それぞれの特性等を理解し説明することができる。
検流計・記録計器
4
検流計および記録計器の種類・動作原理と、それぞれの特性等を理解し説明することができる。
電気計測用器具
4
各種計測用器具の種類・動作原理と、それぞれの特性等を理解し説明することができる。
各種電気計測の方法・特徴
10
各種電気計測の方法および特徴を理解し説明することができる。
評価方法及び総合評価定期試験(60%)、レポート(40%)を総合して目標達成とする。電気技術者として基本的な基礎電気工学、電子回路学及び基礎電気工学実験の解析と理解が行える能力の程度を評価する。60%以上の得点で目標達成とする。なお、レポートはその内容から目標を達成したと評価するので、未提出に関しては評価0として取り扱うので、必ず提出すること。
学習方法本科目は、電気技術者の多くの資格試験に関連する専門基礎科目である。講義だけではなく、レポートを通じ理解を深める。
学生へのメッセージ質問は、講義中含め随時受け付けます。
学修単位への対応本科目は50分の授業に対して、放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます。
本校教育目標との対応
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JABEE学習教育目標との対応
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