2012年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードTE203
科目名プログラミングT(Computer Programming I) 単位数3単位
対象学科情報通信エレクトロニクス工学科対象学年2年開講期間通年
科目区分基盤科目必修・選択必修履修/学修履修単位
授業形式講義授業時間数90実時間数75
教員名(所属)
西山英治(情報通信エレクトロニクス工学科)
葉山清輝(情報通信エレクトロニクス工学科)

教員室
1号棟3F
使用教科書
情報処理技術者テキスト「プログラミング入門C言語」
参考書
WebClass上の自作資料
科目の位置付けと関連科目プログラミングU
科目の概要本講義では,構造化プログラミング言語の一つであるC言語について学ぶ。本言語は高級言語の一つでありながら,低級言語に近いハードウェア寄りの処理が可能なため,マイコンの組み込みソフトウェアからスーパーコンピュータを用いた大規模数値計算まで幅広く用いられている.本講義では代表的な構造化言語であるC言語を学習し,プログラミングの基礎を身につける.主に実用上必須となる制御構文,関数,配列及び入出力について重点的に学習する.
授業方針1. 構造化プログラミングの基本を理解し説明できる.

2. 文字,値の入出力の基本を理解し説明できる.

3. 関数構造を理解し,自作関数を作成することができる.

4. 配列の取り扱いを理解し説明できる.

5. ファイルの作成・入出力方法を理解し説明できる.

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

プログラミング言語
3
C言語の歴史・コンパイラとインタプリタの違いなどを説明できる
プログラムの予備知識
15
文字コード,アルゴリズムとアドレス・プログラムの実行・コメントについて説明でき,それらを用いてプログラムが書ける.
キーボード入力とディスプレイ表示
15
プログラムの書き方・変数の型などを理解し,ディスプレイ表示・キーボードからのデータ入力ができ,それらを用いたプログラムが書ける
プログラムに最低限必用なこと
15
プログラム上における基本的な演算子,if文,for文,switch文をはじめとした制御構文について説明でき,プログラム上で使うことができる.
関数
15
一連の作業をまとめたプログラムである関数において,その書式・戻り値・自動変数・外部変数を違い理解し,区別して使用できる.
配列
15
変数の集合体である配列の特徴・書式・型式を理解し,プログラム上で有効利用できる.
ファイル入出力
7
ファイルの作成・入出力方法を理解し,プログラム上で使用できる.
数値計算時上の注意事項
3
プログラムで問題となるオーバーフロー,実数値の等価判定,桁落ち,情報落ちを理解し,説明できる.
評価方法及び総合評価筆記及び課題にて評価する.

尚,提出がない課題については0点となるので注意すること.

各定期試験は,60点満点で評価する.

学習方法1週間に1課題を基準として講義・演習をおこなう.
学生へのメッセージ本科目は、構造プログラムの基礎であり、ソフトウェア技術者希望の学生でなくともきちんと理解しておくこと.
学修単位への対応該当なし
本校教育目標との対応
(2),(3)
JABEE学習教育目標との対応
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