科目コード | TE102 | ||||
科目名 | 創造基礎工学 (Basic Engineering for Creative Production) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 情報通信システム工学科 | 対象学年 | 1年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 基盤科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修単位 |
授業形式 | 演習 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 永田和生(情報通信エレクトロニクス工学科) 大木真(情報通信エレクトロニクス工学科) | 教員室 | 1号棟 3F(永田) 1号棟 4F(大木) | ||
使用教科書 | 講義時間中に配布するプリント類 | ||||
参考書 | |||||
科目の位置付けと関連科目 | 本科目は,2年次のプログラミングT,計算機工学T,3年次のプログラミングU,計算機工学U,電子工学,電子回路Tなど,情報通信エレクトロニクス工学科の各種専門科目の基礎となる科目である。 | ||||
科目の概要 | 初学者用プログラミング言語Scrachを用いてプログラミング基礎を学ぶ。キットなどを題材に具体的な電子回路設計図を作成し,その図面に従って実際に作成する。ロボットの設計・製作を通して,ものづくり体験を行う。また、情報通信エレクトロニクス工学科教員による先端技術に関する講演を行い、本学科で勉強する動機づけを行う。 | ||||
授業方針 | @ Scrachを用いて,自動描画,乱数利用,条件動作,迷路探索などに関する課題を実施する。 A ロボットスカベンジャー協議用のロボットを自由製作することで,創造性を学ぶ。 B 電子ブロックを用いて基本的な電子回路を組み、その動作を理解し、説明することができる。 C CADを用いて基本的な電子回路を作図することができる。 D プリント基板のエッチング、部品実装を行うことができる。 E 講演を清聴して内容を理解し,講演の概要を記述できる。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス、PC利用の確認 | 1年間の学習の流れをシラバスとともに確認する。 授業でPC室を使用するため、IDやパスワードを確認する。 | |
Scrachを用いたプログラミングの初歩 | 分岐,繰り返しなどアルゴリズムの基礎を理解する。 ソフトウェアによる問題解決能力向上および処理の自動化を理解する。 | |
ロボットコンテスト | DCモータ,ギヤボックス,リモコンなどの限られた部品を利用し,ロボットスカベンジャー競技を行うロボットを製作できる | |
情報通信エレクトロニクス工学科教員紹介及び聴講(前期分) | 情報通信エレクトロニクス工学科教員による研究紹介を聴講し、内容を理解して概要をまとめられる。学期中に適宜行う。 | |
電子ブロックによる回路作成 | 教材である電子ブロックの概要を理解し,取り扱うことができる。また,各種回路の概略を学び,応用回路を製作でき,理解し説明できる。 | |
CADによる回路作成 | 電子ブロックで取り扱った各種回路をCADにより配線できる。 | |
プリント基板を用いた回路製作 | プリント基板を使ってCADにより描いた配線を実現できる。抵抗,コンデンサなどの素子をハンダ付けできる。 | |
情報通信エレクトロニクス工学科教員紹介及び聴講(後期分) | 情報通信エレクトロニクス工学科教員による研究紹介を聴講し、内容を理解して概要をまとめられる。学期中に適宜行う。 |
評価方法及び総合評価 | 筆記試験、提出された回路・レポートで次の割合で評価する。 前期:各種課題80%,講演の聴講報告書20%,筆記試験なし 後期:各種課題80%,講演の聴講報告書20%,筆記試験なし 総合評価は各学期の成績を総合して評価する。総合評価60点以上は本科目の教育目標を達成したものとみなす。 |
学習方法 | プログラミングやロボット・電子回路製作などを通して,情報通信エレクトロニクス分野の基礎を学んで欲しい。したがって,授業で行う実習・課題に真剣に取り組むことが,本講義を理解することにつながる。 |
学生へのメッセージ | プログラミング・ロボット・電子回路製作など,情報通信エレクトロニクス工学を学ぶ上で,必要となる技術の基礎を体験してもらいます。また,情報通信エレクトロニクス工学科教員が行っている最先端の研究を聴講し,これから学ぶ学問の応用分野を知ってください。 |
学修単位への対応 | 該当なし |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |