科目コード | T517 | ||||
科目名 | 認知応用工学(Cognitive Application Engineering) | 単位数 | 1単位 | ||
対象学科 | 情報通信工学科 | 対象学年 | 5年 | 開講期間 | 後期 |
科目区分 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 | |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 30 | 実時間数 | 25 |
教員名(所属) | 古賀 広昭(情報通信工学科) | 教員室 | 6号棟3階 | ||
使用教科書 | 古賀広昭 認知応用技術(プリント使用) | ||||
参考書 | 海保、“認知研究の技法”、福村出版他 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 専攻科における人間工学や画像処理工学、本科の映像メディア工学と関連し,様々な認知応用技術の基礎となる。 | ||||
科目の概要 | 認知技術は電子情報系技術だけではなく、デザイン、工業など広い分野で利用できるものであり、それとともに、いろいろな分野のねらいも理解しておく必要がある。本科目は、はじめに認知心理学と人間工学、感性工学など、技術開発の基盤となる考え方をまず修得させる。具体的には、認知特性として、視覚、聴覚などの感覚特性と判断特性の基本的な内容を理解させる。次に、各種の認知応用技術の開発の考え方を修得させる。 | ||||
授業方針 | (1) 認知特性として、視覚、聴覚などの感覚特性と判断特性について理解し説明できる。 (2) 認知特性のための評価技術(統計的手法、生体的手法)を理解し説明できる。 (3) 認知特性を利用した具体的な工学技術を理解させ、今後の技術開発へ反映できる。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.ガイダンス | 本科目の内容、目標、進め方、および成績評価方法などを受ける。 | |
2.認知心理学 | 人の認知特性を把握し、視覚、聴覚等による感覚特性および判断特性を理解できる。さらに、高齢者や障害者における認知心理的な変化について理解し簡単に説明できる。 | |
3.統計的評価手法 | 認知特性などの評価に対して、平均、分散、因子分析、一対比較法、検定など一般的な統計手法を理解し説明できる。 | |
4.生体的評価手法 | 認知特性などの評価に対して、脳波、筋電位、目の動き、など生体特性測定の留意事項を理解し,説明できる。 | |
5.視覚、聴覚、移動体検知の基本的特性 | 視覚、聴覚、移動体検知の具体的な内容を用いて認知特性と感覚の基本的内容を理解し説明できる。 | |
6.ヒューマンインターフェース技術 | 認知特性を利用したヒューマンインターフェース技術を紹介され、その内容を理解し説明できる。 | |
7.デザイン、メディアアート、カラーコーディネート技術 | 工業デザインやメディアアート設計およびカラーコーディネート技術への応用内容と認知特性について理解し説明できる。 | |
8.障害者用技術、コンテンツ技術、センサリング技術 | 認知特性を利用した障害者支援技術、コンテンツ作成技術、センサリング技術を紹介され、その内容を理解し説明できる。 |
評価方法及び総合評価 | 定期的にレポート課題を提出させ、総合して評価する。総合評価60%以上で目標達成とみなす。課題レポートを提出しないものは,当該評価を0点とするので注意すること。 |
学習方法 | 参考書などを中心に、基本技術となる基礎技術を習得すること。 |
学生へのメッセージ | 認知技術は電子情報系技術だけではなく、デザイン、工業など広い分野で利用されるものであり,専攻科の画像処理工学などの応用分野となる科目である |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して,授業中20分程度,放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |