2012年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードT512
科目名材料基礎工学(Basic Materials Engineering) 単位数1単位
対象学科情報通信工学科対象学年5年開講期間後期
科目区分 必修・選択選択履修/学修学修
授業形式講義授業時間数30実時間数25
教員名(所属)
岡田邦英(情報通信工学科)教員室
1号棟1階(非常勤講師室)
使用教科書
中澤,藤原,押田,服部,森山「電気・電子材料」コロナ社
参考書
日野,森川「電気・電子材料」森北出版
川辺和生「基礎電子物性工学」コロナ社

科目の位置付けと関連科目本科目は,電気・電子材料工学に関するもので,4年次開講の電子工学に関連性が深い.エレクトロニクスや通信系の技術者を目指す学生および大学編入希望の学生の受講をすすめる.
科目の概要本講義は,電気・電子・通信および情報工学の技術者を目指す初学者を対象として,電気・電子材料工学に関する基礎的な知識を教授する.これらの工学分野でよく用いられている材料を取り上げ,その基本的な性質や機能について説明する.また,近年注目されている磁性材料や超伝導材料について,その特徴から応用までを概説する.
授業方針この科目で次の事柄ができるように授業を行っていく.
@固体物性の基礎である,原子内の電子配置,原子間の相互作用,原子配列について基本的な物理を説明することができる.
A各種材料(導電材料,抵抗材料,半導体材料,誘電体材料)の電気・電子的特性や特徴を説明することができる.
B磁性体材料・超伝導材料について,その特徴および応用を説明できる.

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

1.ガイダンス
1
 
2. 材料工学の基礎
3
原子内の電子配置,原子間の相互作用,原子配列について理解し,簡単に説明することができる.
3.各種材料T(導電材料,抵抗材料,半導体材料,誘電体材料)
14
導電材料,抵抗材料,半導体材料,誘電体材料について,その電気的特性を定量的にまたは定性的に説明することができ,それぞれの材料が有する特徴を示すことができる.
4.各種材料U(磁性体材料超伝導材料)
12
超伝導材料, オプトエレクトロニクス材料,機能性炭素材料に対して,その特徴をあげることができ,その特徴を活かした具体的な応用例を示すことができる.
評価方法及び総合評価中間と期末試験は70%,小テスト(レポートを含む)は30%とし,平均点をもって総合成績とする.その成績が60%以上で目標達成したとする.各テストを受験できなかった場合は別レポートの提出を求める場合がある.
学習方法ほぼ毎週,自宅学習のための課題を出す予定である.よくテキストを学習し,それを参考にして,課題で問われているところを小レポートにまとめ,次週に提出する事.
学生へのメッセージ本講義は,4年次開講の電子工学に引続く科目で,エレクトロニクスや通信系の技術者を目指す学生および大学編入希望の学生の受講をすすめる.質問は,講義中を含めて随時,直接あるいはメールで受付ける.
学修単位への対応本科目は50分の授業に対して,放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます.
本校教育目標との対応
JABEE学習教育目標との対応
C-2