科目コード | T505 | ||||
科目名 | 知的生産学(Intelligence Creation) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 情報通信工学科 | 対象学年 | 5年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 | |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 古賀 広昭(情報通信工学科) | 教員室 | 6号棟3階 | ||
使用教科書 | 知的生産学(自作) | ||||
参考書 | 平野、“科学英文のすべて”、丸善他 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 卒業研究など,研究開発を行う上で技術者として必要な基礎的素養を身に付けさせる科目である。 | ||||
科目の概要 | 本科目は技術者の文章創造、文章表現、考え方などの基本的姿勢を理解させるとともに、アイデアや創造性を修得させるものである。技術者として、報告文、説明文などの文章の作成と、これらの考え方、まとめ方などについて演習を行って修得させる。また、アイデア、創造性などを実習し、その姿勢を修得させる。 さらに、技術者の思想と態度、英語力など各種の技術者に必要な内容を説明し、理解させる。 | ||||
授業方針 | (1)小論文、報告文、説明文など記述方法について理解し説明できる。 (2)技術開発の姿勢、考える力を理解させ、興味を持つようにできる。 (3)説明力、英語力など技術者周辺思想を理解し説明できる。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.ガイダンス | 本科目の内容、目標、進め方、および成績評価方法などを説明を受ける。 | |
2.作文等文章表現方法 | 小論文、作文、アンケートなどの作成に対して、作成の考え方、実例による問題点の把握および実習によりそれぞれ理解し説明できる。 | |
3.技術問題の把握と図表表現方法 | 技術開発における困難な問題、問題解決で取る手法などを経験を含めて説明を受け、技術問題をとらえる態度を身につけさせられる。また、文章を図表化して分かりやすさの表現を理解し説明できる。 | |
4.知的活動実習 | 熊本の宣伝、授業の改善、高専祭など具体的テーマを設定し、3人程度のグループを作ってその改善内容を提案し、レポートにまとめ、発表する。また、発表内容に対して、他の学生は厳しい質問を行うことと、提案への意見交換の一連の創造的内容の経験を行い、知的活動を理解し説明できる。 | |
5.特許と新規考え方の理解 | 新しい問題の捉え方、考え方などの説明を行い、ビデオなどによる説明を聞き、考え方を理解し説明できる。また、特許の概要、明細書の記載の説明を受け、特許の内容を理解し説明できる。 | |
6.アイデア作成実習 | 3人程度のグループに分けられ、アイデアの作成に挑戦し、その内容の的確な説明を発表する。また、また、アイデアとしての考察を実施し、創造性を体験し、理解し説明できる。 | |
7.技術者と英語習得方法 | 技術英語と英語会話について、その内容、修得方法などについて説明を受け、英語をより身近なものとしてとらえられ、身につけることが理解し説明できる。 | |
8.技術開発実例紹介 | 技術開発における困難性、問題など実際に起こった出来事についてビデオ等で紹介を受け、技術者としての精神を身につけられる | |
9.技術者と社会行動 | 技術者が社会に出て考えなければならないこと、行動として責任を持つことなど、社会人としての心構えを理解し説明できる。 |
評価方法及び総合評価 | 各種文章の作成方法、知的活動の考え方などを説明し、それをもとに演習、あるいは討論を行ってレポートとしてまとめ提出する。 全体で10回ほどのレポートを作成させ、その内容によって各100点で評価する。グループによってまとめるものは、グループ内でレポートを提出し同一グループは同一評価となる。本レポートは200点(2回分)または300点(3回分)で評価するが、この場合は事前に評価内容や点数を説明する。成績はその平均によって評価する。欠席等によりレポートを提出しない者は当該レポートを0点とする。総合平均点が60%以上を合格とする。 |
学習方法 | 参考文献や知的財産などを扱うWebサイトを参考に、自ら調べて理解を深めること。 |
学生へのメッセージ | レポートの一部は自学学習時間において着想、整理等を行ない報告書を作成する。特に、知的活動実習、アイデア作成実習では授業内で多くの時間をとれないため、自学学習時間を利用して実施する。 |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して、放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |