科目コード | T501 | ||||
科目名 | 応用物理学(Applied Phtsics) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 情報通信工学科 | 対象学年 | 5年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 | |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 檜垣 強 | 教員室 | 1号棟1階(非常勤講師室) | ||
使用教科書 | 小出昭一郎「物理学」(三訂版)裳華房 | ||||
参考書 | 町田茂「現代物理学読本」理工学社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | |||||
科目の概要 | 古典物理学における基本的な対象の捉え方として,粒子と波動を取り上げ,質点の力学と振動の最も基本的な部分を学ぶ。それを踏まえ,現代物理学の中心としての相対性理論と量子論の初等的な理論を学ぶ。 | ||||
授業方針 | 古典物理学を背景に生まれた量子論は現代の情報通信に欠かせぬ半導体の広範な利用,光通信網実現などの道を開いた。これらの現代技術を生み出した背景を理解出来るようにする。また,下記の式(1)〜(3)を用いて簡単な問題が解けるようにする。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
■古典力学 1. 質点の力学 | 力学における基本的物理用語(座標系,質点,速度,加速度,力,慣性,仕事,保存力,運動エネルギー,位置エネルギー,エネルギー保存則,ガリレイ変換)を理解し,運動方程式を使って質点運動の問題を解くことができる。 | |
2.質点系の力学 | 二体問題,換算質量,重心,運動量,運動量保存則,を理解し,衝突問題を解くことができる。角運動量,角運動量保存則を説明できる。 | |
3.振動,波動と光 | 単振動,減衰振動,強制振動,波動方程式を理解できる。 | |
■現代物理学 4.相対性理論 | ローレンツ変換,質量とエネルギー,加速系と等価原理を理解し,ローレンツ変換式を用いて簡単な問題が解ける。 | |
5.量子論 | 量子仮説,光電効果,コンプトン効果,電子対生成を学び,光を粒子として理解できる。ボーアの原子模型,粒子の波動性を学びシュレディンガー方程式を理解できる。 |
評価方法及び総合評価 | 定期試験等筆記試験(80%),演習レポート評価(20%)を総合して評価する。特に夏期休暇課題レポートは重要な評価対象となる。前期試験結果,夏期課題レポート,および後期試験結果を総合して60%以上を合格とする。 |
学習方法 | |
学生へのメッセージ | 低学年で学んだ物理学の知識を前提として講義を行う。連絡先:下塩教員へ |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して,放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |