科目コード | T408 | ||||
科目名 | 計算機工学(Computer Engineering) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 情報通信工学科4年 | 対象学年 | 4年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 | |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 新谷 洋人(情報通信工学科) | 教員室 | 1号棟3階 | ||
使用教科書 | 独自に作成したオンラインコンテンツまたはプリントを使用. | ||||
参考書 | |||||
科目の位置付けと関連科目 | 2,3年次の計算機工学の内容の応用となる科目である.また,本科目は情報処理系の科目であり,各種情報処理資格試験とも関連する. | ||||
科目の概要 | 本講義では,ワンチップマイコンの構成,マイコンを制御させるためのプログラム開発の流れやプログラミングの手法,プログラム開発に利用するコンパイラやリンカの機能,マイコン内の入出力ポートを制御するためのプログラム作成と動作確認,設計手法など,制御用マイコンを扱うための基本的な技術を講義する. | ||||
授業方針 | (1) ワンチップマイコンのシステム構成を理解し,説明することができる. (2) マイコンによる各種制御を行うために必要なプログラム開発の流れを理解し,基本的なプログラミングが出来る. (3) プログラム開発に利用するコンパイラとリンカの機能を理解し説明できる. (4) 入出力ポートを利用するためのプログラムを作成して,シミュレータにより動作確認できる. |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ロジックICを用いた電子回路設計とマイコンによるシステム開発の流れ | ロジックICを用いた電子回路設計ができる.また,マイコンの基本的システム構成を理解し,簡単に説明できる.マイコンを用いたシステム開発の基本的流れを理解し,説明できる. | |
マイコン制御のためのC言語プログラミング | マイコンによる制御に必要な基本命令を理解し,与えられた課題のプログラムが作成できる.マイコン開発のためのプログラム作成と,処理の基本的な流れを図などで説明できる. | |
入出力ポートの活用 | 組込マイコンにおける入出力ポートの設計ができる.また,設計した入出力ポートに対応した制御プログラムを作成できる. | |
割り込み処理プログラム | マイコンにおける実用的な割込処理の基本を理解し,事例に対応した割込処理のプログラミングができる. |
評価方法及び総合評価 | 評価の比率はおよそ定期試験60%,小テスト20%,レポート20%で総合して評価し,60%以上の得点率で目標達成とみなす.なお,レポートの提出期限は実施毎に定め,提出遅れは減点する.レポートが提出されなかった場合はレポートの評価を0点とする. |
学習方法 | 実習を行い,内容の確認を行いながら授業をすすめる.納得しながら学んでほしい. |
学生へのメッセージ | 本科目では,2年次と3年次の計算機工学の延長となる.マイコンのハードウェアの構成とアセンブラ言語,C言語によるソフトウェアとの関係を理解し,組込処理系のマイコン制御の基本技術を習得して欲しい.そのために,論理回路の基礎を十分復習をして講義に望んで貰いたい.質問は授業中や授業の直後は勿論,いつでも受け付けるので,休み時間や放課後に直接教員室に来て気軽に質問して下さい. |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して,放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |