2012年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードLK305TECI
科目名物理 II (Physics II) 単位数2単位
対象学科情報通信エレクトロニクス工学科,制御情報システム工学科対象学年3年開講期間通年
科目区分基礎科目必修・選択必修履修/学修履修単位
授業形式講義授業時間数60実時間数50
教員名(所属)
工藤 友裕(共通教育科)教員室
1号棟1階
使用教科書
財木頼行,工藤友裕著「高専の力学I」(プリント)
和達三樹、小暮陽三 著 「高専の物理」 森北出版
参考書
「セミナー物理I+II」第一学習社,  「フォトサイエンス物理図録」数研出版
科目の位置付けと関連科目2年生の物理(3単位)の継続科目であると共に,応用物理学の基礎となる科目である.
科目の概要物理的な事物・事象についての観察を行い,物理的に探求する能力と態度を育てると共に基本的な概念や原理・法則を理解させ,科学的な自然観を育てる.
授業方針動力学の学習は,主にプリントを中心に,波動や熱学の学習は,主に教科書を中心に授業を進める.
適宜,達成度を確認するための小テストや実験を行う.

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

円運動、単振動
6
等速円運動と単振動を学び,速度,角速度,周期について計算できる.
万有引力の法則
6
ケプラーの法則を理解し,万有引力の法則との関連を計算できる.万有引力の法則を用いて関連問題を計算できる.
慣性力
4
慣性力、慣性系と加速系、遠心力重力加速度の変化の原因等について理解し、説明できる.
運動量と衝突
4
運動量と力積、運動量保存の法則、はねかえり係数等についての演習問題を解くことができる.
直線上を伝わる波
6
波の要素,横波,縦波,干渉と重ね合わせの原理,反射と定常波について理解し、問題を解くことができる.
平面や空間を伝わる波
4
ホイヘンスの原理,波の干渉,回折,反射,屈折,全反射について理解し,数値的に解析できる.
音波
4
音の三要素,音波の反射屈折,回折,干渉,うなり,共振と共鳴,ドップラー効果について理解し数値的に解析できる.
光波
4
光とは何か,光の反射と屈折,回折と干渉,偏光,分散とスペクトルについて理解し解析できる..
光学機器
4
平面鏡やレンズを通る光について学び,望遠鏡の原理等について理解し計算できる.
温度と熱
4
熱と温度の関係等について理解し,計算できる.
熱量
7
比熱,熱容量について理解し,計算できる.
気体の分子運動
7
理想気体の状態方程式等について理解し,分子運動について計算できる.
評価方法及び総合評価定期試験および県下一斉テスト,課題,小テストを元に総合的に評価し、60%以上の得点率で目標達成とみなす.
学習方法授業内容の復習を必ず行い,演習問題を自学学習で解き実力をつける必要がある.
また,必ずノートに図を書き,力の作図,未知数の導入,関係式の作成など手順を省略せずに取り組む必要がある. 
学生へのメッセージ2年生の物理(3単位)の継続科目であると共に,応用物理学の基礎となる科目である.
学修単位への対応  
本校教育目標との対応
(3),(6)
JABEE学習教育目標との対応
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