科目コード | LK302 | ||||
科目名 | 日本史(Japanese History) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 全学科 | 対象学年 | 3年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 基礎科目 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修単位 |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 伊藤 利明(共通教育科) | 教員室 | 1号棟2階 | ||
使用教科書 | 笹山晴生・白石太一郎・佐藤信 他著『詳説日本史』山川出版 | ||||
参考書 | 尾形勇・後藤明 他著『世界史B』東京書籍 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 国際社会で主体的に生きる民主的・平和的なエンジニアを養成するための科目であり、地理・政経・倫理A・世界史と合わせて、4年時の法学・経済学・哲学・社会学の基礎科目となる。 | ||||
科目の概要 | 19世紀後半以降、欧米列強がアジア・アフリカに帝国主義政策を進め、20世紀に入ると帝国主義列強の対立がはじまった。このような時代の中で、アジアでいち早く近代化を達成し、やがて全面戦争への道をたどった日本の軌跡を、世界の動きと関連づけながら学ぶ。また、郷土への理解を深めるために、そのなかに熊本県の近代史を織り込んでいく。 | ||||
授業方針 | 1.日本史に関する興味・関心を高める。 2.我が国と近隣諸国との近現代史について認識を深め、歴史的思考力を養う。 3.郷土の歴史について造詣を深める。 4.国際社会で主体的に生きる民主的・平和的なエンジニアとしての教養を身につける。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.幕末以前の外観 | 鎖国に至った経緯や鎖国中の幕府の対外方針の変遷について理解し、説明できる。 | |
2.幕末期 | 尊王攘夷運動、公武合体策、討幕運動へと錯綜しながらついに大政奉還に至る幕末の歴史を理解し、説明できる。 | |
3.近代国家の成立 | 新政府の近代化政策を理解し、その意義と問題点を説明できる。 また、こうした中央政府の改革とその影響をまともに受けた熊本の政治状況について理解し、説明できる。 | |
4.近代国家発展期 | 自由民権運動の過程や大日本帝国憲法の特徴、初期議会の政争、条約改正の経緯と脱亜入欧路線をたどる日本の軌跡、政党政治への道、資本主義の発展とそれに付随して生起した諸問題、さらに熊本を例に当時の思想と教育の普及について理解し、説明できる。 | |
5.帝国主義発展期 | 第一次世界大戦前後の世界の情勢と日本の対外進出について、また、第1次世界大戦を通じて日本が帝国主義列強の一員として成長していく過程、さらに、協調外交の展開とその行きづまりについて理解し、説明できる。 | |
6.軍部支配期 | 軍部支配の確立過程と、満州事変から太平洋戦争へと全面戦争へ突入していく過程、さらに戦争下での国家体制と国民生活について理解し、説明できる。 | |
7.戦後の復興期 | 主に極東国際軍事裁判をはじめとする戦犯の裁判の問題、日本国憲法の制定過程の問題、日米安全保障条約の問題について理解し、説明できる。 |
評価方法及び総合評価 | 各定期試験の成績を平均して評価する。総合評価で60%以上を得点すれば目標達成とみなす。各定期試験(追試験を含む)を受験しなかった場合の当該の評価は、0点とする。 |
学習方法 | 授業で配布するプリントの穴埋め部分は重要事項であるので、繰り返し書いて暗記すること。 |
学生へのメッセージ | 授業の流れが分からない人は、教科書を読むこと。余裕のある人は、試験前に過去問、Web問題を解いておくこと。 |
学修単位への対応 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |