科目コード | L406 | ||||
科目名 | 哲学(Philosophy) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 全学科 | 対象学年 | 4年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 応用科目 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修単位 |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 永野 拓也 (共通教育科) | 教員室 | 1号棟2階 | ||
使用教科書 | 大森荘蔵『流れとよどみ』産業図書 | ||||
参考書 | 廣松渉ほか『岩波哲学・思想事典』岩波書店 戸田山和久『科学哲学の冒険』NHKブックス 加藤尚武『現代倫理学入門』講談社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 本科目と関連する科目は2年次開講の「倫理」である | ||||
科目の概要 | A.「客観」と「主観」といった、私たちの認識と存在にとっての根本的な条件を扱う哲学の基礎的知識を学び、この知識を踏まえて自分なりの考えを述べさせる(「授業の概要」1〜2に対応)。 B.Aをもとに、他人の心とは何かを問うことから始めて、倫理の基本的な問題について学び、自分なりの解決案を考えさせる。このことによって、対立する価値の調停、また他者との共存について考えさせる(授業の概要3に対応)。 | ||||
授業方針 | 1.@大森荘蔵が心身二元論について論ずる箇所を簡潔に要約できる。 A心身二元論についての大森の批判に対して、自分がどう考えるか簡潔に論じられる。 2.@科学的認識の性格と役割についての大森の考え方と科学哲学上のいくつかの学説、また、心的現象の存在の仕方ついての大森の考え方を、簡潔に要約できる。 A@をふまえて、科学的認識と心的現象の関係について、自分の意見を述べることができる。 3.@他者の心についての大森の考え方を、テクストを見ながら簡潔に要約できる。 A自分と自分以外の存在との間で、幸福と正しさが問われる倫理の問題について、いくつかの主要な学説を正確に理解して、自分の意見を述べることができる。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.主観性と客観性について | @大森荘蔵が心身二元論について論ずる箇所を簡潔に要約できる。 A心身二元論についての大森の批判に対して、自分がどう考えるか簡潔に論じられる | |
2.科学的認識と心的現象について | @科学的認識の性格と役割についての大森の考え方と科学哲学上のいくつかの学説、また、心的現象の存在の仕方ついての大森の考え方を、簡潔に要約できる。 A@をふまえて、科学的認識と心的現象の関係について、自分の意見を述べることができる。 | |
3.他者の心と倫理的問題について | @他者の心についての大森の考え方を、テクストを見ながら簡潔に要約できる。 A自分と自分以外の存在との間で、幸福と正しさが問われる倫理の問題について、いくつかの主要な学説を正確に理解して、自分の意見を述べることができる。 |
評価方法及び総合評価 | 授業項目1〜3から出題する定期筆記試験(60%)と発表・論述課題(40%)で総合評価し、60%以上で目標達成とする。提出期日に遅れた論述課題は0点とする。 |
学習方法 | 講義について、その都度理解をチェックする論述課題を出す。教材は教科書およびプリント、その都度指定する参考資料とする。また発表・論述課題について、教科書や配布資料をもとに、学生各自に発表や討論の準備をさせる。その記録をレジュメおよび討論ノートとして提出させる。 |
学生へのメッセージ | 本科目と関連する科目は前々年度開講の倫理であるが、関連内容は改めて解説するので特に復習の必要はない。 |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して、放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられる。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |