科目コード | L404 | ||||
科目名 | 法学(Law) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 全学科 | 対象学年 | 4年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 応用科目 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修単位 |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 松岡 孝安 (共通教育科) | 教員室 | 1号棟1階(非常勤講師室) | ||
使用教科書 | 鎌田薫他編「デイリー六法2012」(平成24年版)三省堂 | ||||
参考書 | 実用法律用語事典(自由国民社) | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 本科目と関連する科目は1年次開講の政治経済である。 | ||||
科目の概要 | 人間が社会生活を営むにあたって法は不可欠で,人間は,意識するとしないとにかかわらず,法の網の中で,法の規制を受けながら生活している。この授業では,生まれてから死ぬまでの人間の生活において人が直面する種々の法的な問題について,裁判例や実例を参照しながら講義する。 | ||||
授業方針 | 社会生活は法に規制された生活なので,他者との紛争を未然に防ぐため,また紛争が生じて権利が侵害されたとき回復を図るために法的な知識を必要とする。そこで本授業では,まず,基本的な法的知識を習得することを目標とする。さらに,単に法的な知識を習得するにとどまるのでなく,種々の法的な問題を多方面から考えることで,法的なものの見方や考え方を身につけ公正な判断力を養うことを目標とする。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1. ガイダンス | 法学の対象,法学の方法,法学の目的について確認できる | |
2. 法とは何か | 社会と規範,法と道徳,法の発展,法の体系,法の解釈について理解し説明できる | |
3. 法と裁判 | 裁判所の仕組み,刑事裁判・民事裁判,裁判の基準,裁判員制について理解し説明できる | |
4. 近代国家と憲法 | 近代憲法の特徴,権力分立,国会・内閣・裁判所,地方自治についての基礎を理解し説明できる | |
5. 基本的人権 | 憲法に規定のある自由権や社会権,平等権,憲法に規定のない自己決定権やプライバシー権などについて理解し説明できる | |
6. 犯罪と刑罰 | 犯罪とは何か,刑罰とは何か,など刑法の基礎を理解し説明できる | |
7. 家族 | 夫婦(婚姻・離婚),親子,相続についての基礎を理解し説明できる | |
8. 契約の自由 | 契約自由の原則など契約をめぐる諸問題について理解し説明できる | |
9. 財産 | 物権・債権・知的財産権などさまざまな財産権について理解し説明できる | |
10. 生存と生活環境 | 環境基本法,廃棄物処理法,各種リサイクル法など環境法制について理解し説明できる | |
11. 労働者の権利 | 労働基準法や労働組合法などわが国の労働法制の基礎を理解し説明できる | |
12. 生活の保障 | 公的扶助,社会保険,社会福祉など我が国の社会保障制度の基礎を理解し説明できる | |
13. 経済生活と法 | 独占禁止法,消費者契約法など,各種消費者保護法について理解し説明できる | |
14. 国際社会と法 | 国際法,国際連合について理解し説明できる |
評価方法及び総合評価 | 各期の評価はそれまでの定期試験の得点の累計の平均とする。 総合評価は,定期試験(80%)とレポート評価(20%)を総合して行い,総合得点(100点満点)の60%以上の得点で合格とする。レポートの提出期限は課題説示と同時に示し,期限に遅れて提出されたレポートの評価点は0点とする。 |
学習方法 | 本科目と関連する科目は前々々年度開講の政治経済である。関連内容は改めて解説するが、復習することが望ましい。 |
学生へのメッセージ | |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して,放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられる。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |