科目コード | I516 | ||||
科目名 | 情報ネットワーク特論U(Advanced Topics in Information NetworksU) | 単位数 | 1単位 | ||
対象学科 | 情報工学科 | 対象学年 | 5年 | 開講期間 | 後期 |
科目区分 | 専門基礎科目 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 30 | 実時間数 | 25 |
教員名(所属) | 中嶋 卓雄 | 教員室 | 1号棟1階(非常勤講師室) | ||
使用教科書 | IRI・ユビキタス研究所共著、マスタリングTCP/IP IPv6編 オーム社 | ||||
参考書 | コンピュータネットワーク第4版、A. S. タネンバウム著、水野忠則 他訳、日経BP社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 本科目は、情報処理技術者試験テクニカルエンジニア(ネットワーク)との関係性が深い。関連する科目は、情報ネットワーク論I、および情報ネットワーク論IIであり、この科目の講義内容について十分に復習して受講することが望まれる。 | ||||
科目の概要 | コンピュータネットワークのうち、インターネット標準となっているネットワーク制御を行うプロトコルのうち、すでにバックボーンにおいて稼働し、将来的に広範囲に利用されると思われるIPv6に焦点をあててその詳細を議論する。 | ||||
授業方針 | 1.IPv6プロトコルの拡張機能として、IPsecのセキュリティ機能、Mobile IPv6の機能について説明できる。 2.IPv6の制御アプリケーションとして、DNS, DHCPv6, SNMPおよびSIPの概要について説明できる。 3.IPv6のソケットプログラミングにおける各種の関数の使い方を説明できる。 4.IPv6を利用した携帯電話網の機能について説明できる。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | ||
IPsec | IPレイヤにおけるセキュリティ機能であるAH, ESPのフィールドを説明できる。 | |
Mobile IPv6 | Mobile IPv6における経路最適化のアルゴリズムを説明できる。 | |
DHCPv6 | DHCPv6の動作およびパケットのフィールドの意味を説明できる。 | |
SIPの概要 | SIPの概要および電話番号から名前を検索する機能について説明できる。 | |
ソケットAPI | 基本ソケットAPIおよび拡張ソケットAPIの機能について説明できる。 | |
IPv6のソケットプログラミング | IPV6のソケットプログラミング技法について説明できる。 | |
IPv4射影アドレス | IPv4との相互接続をする場合における、IPv4射影アドレスの構造を説明できる。 | |
トンネリング技術 | IPv4との相互接続で利用されるトンネリング技術について説明できる。 | |
携帯電話での利用 | 第三世代携帯電話ネットワークでのIPv6の利用技術について説明できる。 | |
家電制御 | 家電制御におけるIPv6の仕様について説明できる。 |
評価方法及び総合評価 | 【評価方法】 各定期試験、レポート、小テスト等で評価を行う。 【総合評価】 定期試験等筆記試験(80%)、演習レポート評価(10%)、小テスト評価(10%)を総合し評価する。演習レポートの提出期限は課題提出と同時に示し、期限に遅れて提出されたレポートの評価点は0点とする。60%以上の得点率で目標達成とみなす。 |
学習方法 | |
学生へのメッセージ | 本科目は、情報処理技術者試験テクニカルエンジニア(ネットワーク)との関係性が深い。関連する科目は、情報ネットワーク論I、および情報ネットワーク論IIであり、この科目の講義内容について十分に復習して受講することが望まれる。 |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して、放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |