2012年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードI406
科目名オペレーティングシステムT(Operating SystemT) 単位数2単位
対象学科情報工学科対象学年4年開講期間通年
科目区分専門基礎科目必修・選択必修履修/学修学修
授業形式講義授業時間数60実時間数50
教員名(所属)
田辺 正実(人間情報システム工学科)教員室
3号棟2階
使用教科書
坂本文「たのしいUNIX」アスキー出版,古市栄治「オペレーティングシステム入門」日本理工学
参考書
清水謙多朗「オペレーティングシステム」岩波書店 
科目の位置付けと関連科目ハード系の科目コンピュータアーキテクチャとソフト系の科目アルゴリズム論・データ構造等を関連付ける基礎となる科目である。
科目の概要コンピュータを使いこなすにはオペレーティングシステム(OS)がどのような仕組みで動いているのかを理解することが重要である。UNIXなるOSを対象に、まずその仕組みを理解し使い方を学習し、併せて管理方法も学習する。後期はオペレーティングシステムの歴史,機能や役割について特定のオペレーティングシステムにとらわれずに講義する。
授業方針前期は、UNIXのユーザとしての最低限の知見を得ること。主要なUNIXコマンドに精通することや個人の設定ファイルを自分で管理できることが具体的な目標である。後期はオペレーティングシステムの原理について,コマンドやプロセスを実行したときシェルの働き、カーネルの動き等を理解することを目的とする。あわせて情報処理の各種試験問題も解けるようになる。

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

1.ガイダンスおよび3年次の復習
4
1.UNIXオペレーティングシステムのコマンドについて説明できるようになる。



2.UNIXを例としてオペレーティングシステムの構成について説明できる。



3.オペレーティングシステムの歴史、動作原理について説明できる。



4.カーネル(狭義のオペレーティングシステム)について説明できる。 
2.UNIXシステム

(ファイルシステム、パス、モードを中心に)
12
         〃
3.主要なUNIXコマンド
6
         〃
4.簡単な計算機の動き
2
         〃
5.オペレーティングシステムの歴史
4
         〃
6.オペレーティングシステムに関する用語の解説
4
         〃
7.プロセスの制御
6
         〃
8.プロセスのスケジューリング
6
         〃
9.割り込み制御
6
         〃
10.仮想記憶システム
6
         〃
11.入出力とファイルの制御
4
         〃
評価方法及び総合評価【評価方法】

定期試験等の筆記試験、小テスト、レポートで評価する。

【総合評価】

定期試験60%,演習レポート20%および小テスト20%を総合して評価する.

60%以上の得点率で目標達成とみなす。

学習方法ハード系の科目コンピュータアーキテクチャとソフト系の科目アルゴリズム論・データ構造等を関連付ける基礎となる科目である。
学生へのメッセージ本科目に対する質問は随時またE-mailでも受け付ける。
学修単位への対応本科目は50分の授業に対して,放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます。
本校教育目標との対応
 
JABEE学習教育目標との対応
B-1(◎)