科目コード | I404 | ||||
科目名 | 計算機工学(Computer Engineering) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 情報工学科 | 対象学年 | 4年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 | |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 神﨑 雄一郎(人間情報システム工学科) | 教員室 | 3号棟2階 | ||
使用教科書 | 日向俊二「独習アセンブラ」翔泳社 | ||||
参考書 | 高橋隆雄「やさしいPICマイコン プログラミング&電子工作」秀和システム | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 本科目は,2年次・3年次の「計算機工学」,および,5年次の「計算機アーキテクチャ」と関連がある. | ||||
科目の概要 | 汎用計算機や組込みシステムにおけるプロセッサのメカニズムとその関連技術について学習する. まず,x86系のCPUがプログラムを解釈・実行する仕組みについて,アセンブリ言語の演習を交えて学ぶ.また,PICマイコンの演習を通して,マイコンが電子回路を制御する仕組みを実践的に学ぶ. | ||||
授業方針 | ・CPUがソフトウェアを解釈・実行する仕組みについて,具体例を挙げて説明できるようになること. ・アセンブリ言語の文法を習得し,条件分岐やサブルーチンを含んだアセンブリプログラムを書けるようになること. ・マイコンによる簡単な電子制御を実装できるようになること. |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1. ガイダンス | ||
2. x86系CPUの概要 | x86系CPUのアーキテクチャの特徴や変遷の歴史について理解し,説明できるようになる. | |
3. 高級言語と低級言語 | C言語などの高級言語とアセンブリ言語などの低級言語との違いおよび関連性について理解し,説明できるようになる. | |
4. アセンブリ言語の基礎 | アセンブリ言語の文法や,レジスタ・メモリの役割と構造を理解し,それらを使用した簡単なアセンブリプログラムを書けるようになる. | |
5. アセンブリ言語の演習 | 〃 | |
6. 低級言語のデバッグ | 低級言語で書かれたプログラムを効率的にデバッグできるようになる. | |
7. マイコンの概要 | マイコンや組込みシステムの特徴・歴史について理解し,説明できるようになる. | |
8. PICマイコンの基礎 | PICとPICを用いた組込みシステムの基礎を理解し,簡単なプログラムを書けるようになる. | |
9. PICマイコン演習 | PICにより,簡単な電子回路を制御できるようになる. | |
10. PICマイコンを用いた電子機器の創作 | PICと与えられた電子部品を組み合わせて,簡単な電子機器を設計・実装できるようになる. |
評価方法及び総合評価 | 【評価方法】 項目1~8(後期中間まで):定期試験(70%)および演習課題レポート(30%)で評価する. 項目9~10(後期後半分):演習課題レポート(70%)および定期試験(30%)で評価する. 【総合評価】 各学期の点数の平均を総合評価とする.前期および後期の前半は,定期試験(70%)および演習課題レポート(30%)で評価する.後期の後半は演習中心となるので,演習課題レポート(70%)および定期試験(30%)で評価する.総合評価(100点満点)が60点以上の場合,目標達成とみなす. |
学習方法 | |
学生へのメッセージ | 本科目は,2年次・3年次の「計算機工学」,および,5年次の「計算機アーキテクチャ」と関連がある. |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して,放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |