科目コード | E504 | ||||
科目名 | パルス回路(Pulse Circuits) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 電子工学科 | 対象学年 | 5年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門応用 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 三好 正純(電子工学科) | 教員室 | 6号棟3階 | ||
使用教科書 | 清水賢資,鴻田五郎「パルス回路の考え方」オーム社 | ||||
参考書 | 山本外史「パルスとディジタル回路」理工学社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | パルス波伝送、デジタル電子回路など | ||||
科目の概要 | 電子回路学の一分野であるパルス回路に重点をおき,パルス回路に対する考え方を過渡現象の立場から理解する.回路動作については簡単な数式を用いて説明し,基礎的な学習に重点を置く. | ||||
授業方針 | 1.RLC回路のパルス応答について理解し,それらに関する問題が解決できる. 2.ダイオードのパルスに対する応答について理解し,それらに関する問題が解決できる. 3.トランジスタのパルスに対する応答を理解し,それらに関する問題が解決できる. 4.波形操作回路について理解し,それらに関する問題が解決できる. |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.ガイダンス | 到達目標,評価法,履修の注意などを理解する. | |
2.パルス回路の基礎 | 非正弦波波形の性質やその取り扱い方について理解し,それらを説明できる. | |
3.RC回路のパルス応答 | RC回路のスイッチング動作と,そのスイッチング特性について解析できる. | |
4.RL回路のパルス応答 | RL回路のスイッチング動作と,そのスイッチング特性について解析できる. | |
5.ダイオードのパルス応答 | pn接合ダイオード,ツェナーダイオードなどの種々のダイオードの等価回路と,それらのスイッチング特性について解析できる. | |
6.バイポーラトランジスタのパルス応答 | バイポーラトランジスタの等価回路と,そのスイッチング特性について解析できる. | |
7.MOS形FETのパルス応答 | MOS形トランジスタの等価回路と,そのスイッチング特性について解析できる. | |
8.マルチバイブレータ | 単安定マルチバイブレータ,無安定マルチバイブレータなどの種々のマルチバイブレータの仕組みについて理解し,それらの動作原理について説明できる. | |
9.波形操作回路 | クリッパやクランプ回路などの波形操作回路の仕組みについて理解し,それらの動作原理について説明できる. |
評価方法及び総合評価 | 項目1〜3:前期中間試験で評価する.得点率60%未満の者には復習レポートを課し,レポート提出後に1回の試験を実施し得点率70%以上で中間試験の得点率60%相当として評価する. 項目4〜5:期末試験で評価する.得点率60%未満の者には復習レポートを課し,レポート提出後に1回の試験を実施し得点率70%以上で期末試験の得点率60%相当として評価する. 項目6〜7:後期中間試験で評価する.得点率60%未満の者には復習レポートを課し,レポート提出後に1回の試験を実施し得点率70%以上で中間試験の得点率60%相当として評価する. 項目8〜9:期末試験で評価する. 4回の定期試験(中間試験2回と期末試験2回)の評価を基に,復習レポート後の試験による評価を考慮し,総合的に判断して評価する.総合評価の得点率が60%以上を合格とする. |
学習方法 | 暗記ではなく理解に努め,練習問題で理解の程度を確認しましょう. |
学生へのメッセージ | 本科目は,パルス回路の基本的事項を扱い,電気主任技術者試験などの資格試験に必須である.関連する科目は電子工学,電気回路および電子回路であり,これらの科目の講義内容について十分に復習して受講することが望まれる. |
学修単位への対応 | 本科目は1単位を45時間の学修を必要とする内容をもって構成する.したがって,50分の授業に対して,放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |