2012年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードE501
科目名電子工学実験(Experiments in Electronic Engineering) 単位数3単位
対象学科電子工学科対象学年5年開講期間通年
科目区分 必修・選択必修履修/学修履修
授業形式実験 授業時間数90実時間数75
教員名(所属)
伊山義忠(電子工学科)

高倉健一郎(電子工学科)

角田 功(電子工学科)

寺田晋也(電子工学科)

大木真(電子工学科)

柿木稔男
教員室
伊山、高倉、角田、大木(1号棟4階)

寺田(5号棟4階)

柿木(1号棟1階)
使用教科書
平成24年度電子工学5年 電子工学実験テキスト
参考書
4年次までに使用した教科書と図書館所有の各種専門書
科目の位置付けと関連科目 
科目の概要電子工学実験のうち、電子工学、電気磁気学、電子回路学などで学習した理論を、16項目の定期実験を通してより理解を深めると共に、各種測定器の使い方の知識を習得する。この中で、6項目(第3ローテーション)については、第1週目に実験テキストに基づいて実験計画や方法を立案し、構想力や問題設定力を養う。第2週目に通常の実験を行い実験技術を修得する。また、担当教員から提示された電子系実験テーマ(2項目)に関する自由実験とそれに関する発表会を行い、構想力や問題設定力、並びにコミュニケーション能力を育成する。
授業方針1.電子工学実験を通して現象を確認すると共に、実験の基本的手法、測定器の使用法を身につけると同時に、レポートのまとめ方を養成する。(C−3)(定期実験:第1、2ローテーション)

2.実験テキストに基づいて実験計画や方法を立案し、構想力や問題設定力を養い、自由実験を通して、構想力や問題設定力並びに、コミュニケーション能力を養成する。(D−3)(定期実験:第3ローテーション、自由実験、及び第2ローテーションの「MOSコンデンサの製作」)

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

1.ガイダンス
3
実験使用機器や高圧ガス、有機溶剤等の取扱い法や安全管理についても指導する。
2.第1ローテーション

(教育目標C−3に対応)

15
実験説明後にパルス回路、高周波増幅回路、直流安定化電源、オペアンプに関する4項目の実験を行い、原理と機器使用法、結果解釈方法を理解し説明できる。
3.第2ローテーション

(教育目標C−3、D−3に対応)

21
実験説明後にパルス回路、発振回路、フィードバック制御、AM変復調、MOSコンデンサの製作(D−3)、光工学の基礎に関する6項目の実験を行い、原理と機器使用法、結果解釈方法を理解し説明できる。
4.第3ローテーション

(教育目標D−3に対応)

39
実験説明後に、過渡現象、FM変復調、MOSコンデンサの評価、アクティブフィルタ、光通信、シーケンス制御に関する6項目の実験について、実験テキストに基づいて実験計画や方法を立案すると同時に、原理と機器使用法、結果や解釈方法を理解し説明できる。
5.自由実験

(教育目標D−3に対応)

12
電子系実験テーマ(2項目)について、実験計画や実験方法を調査すると同時に、それらに関する発表会で、その概要を報告することができる。
評価方法及び総合評価定期実験については、評価シート@とAに基づき各々評価し、その平均を定期実験点とする。自由実験については、評価シートA(80%)と発表点(20%)で評価し、自由実験点とする。定期実験点と自由実験点の配点は、90%と10%の割合で総合評価とする。60%以上の得点率で目標達成とみなす。
学習方法 
学生へのメッセージ4年次までの工学実験、電子工学、電気磁気学、電子回路学等全ての科目の履修を前提としている。
学修単位への対応本科目は50分の授業に対して、放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます。
本校教育目標との対応
 
JABEE学習教育目標との対応
B−1,C−3(◎),D−3(◎)