科目コード | E414 | ||||
科目名 | 電気回路特論(Advanced Electrical Circuits) | 単位数 | 1単位 | ||
対象学科 | 電子工学科 | 対象学年 | 4年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 | |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 30 | 実時間数 | 25 |
教員名(所属) | 伊山 義忠(電子工学科) | 教員室 | 1号棟4階 | ||
使用教科書 | 小郷 寛原著,小亀 英己, 石亀 篤司著「基礎からの交流理論」 電気学会 | ||||
参考書 | 大下眞二郎著「詳細電気回路演習(下)」共立出版 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 本科目を履修した学生は、無線通信システム・機器の研究/開発/設計などの分野で活躍することが期待される。第3学年で学んだ電気回路に関する理論を基礎にしている。 | ||||
科目の概要 | 電子工学応用の上で重要となる四端子回路網、フィルタ、分布定数回路など,より高度な電気回路理論について講義する。これらの学習を通して,二ポート回路の基礎公式と接続法,フィルタ回路への応用,分布定数回路に関する定性的な知見と定量的解析能力を養う。 | ||||
授業方針 | 1.四端子網の行列による表現法,回路網の合成・分解,等価変換などについて説明と計算ができる。 2.フィルタの基礎理論と応用について説明と計算ができる。 3.分布定数回路の基本方程式ならびに伝搬波にかかわる諸性質について説明と計算ができる。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.ガイダンス | 到達目標、評価法などを理解する。 | |
2.四端子網の基礎公式 | 四端子回路網の行列による表現法,各種パラメータの意味、などについて説明と計算ができる。 | |
3.四端子網の等価回路 | 四端子回路網の合成・分解、ならびに回路網を形成する基本的な回路構成などについて説明と計算ができる。 | |
4.四端子網の変換 | 四端子回路網の等価変換、対称四端子網などについて説明と計算ができる。 | |
5.フィルタ | 影像パラメータによる設計の基礎概念と定Kフィルタについて理解し説明できる。 | |
6. 分布定数回路の基本方程式 | 線路の場合についての基礎方程式を理解し、その導出ができる。 | |
7.分布定数回路の各種定数 | 基礎方程式から主要なパラメータを導出できる。 | |
8.伝搬波の特性 | 伝搬波に関わる各種定数相互の関係を理解し、それら定数を用いて回路中の電圧、電流の状態を計算できる。 | |
9.スミスチャートによる解析 | スミスチャートの原理を理解でき、基本的な取り扱いができる。 |
評価方法及び総合評価 | 定期試験等筆記試験(60%)、平常テスト評価(25%)、演習レポート評価(15%)を総合し、60%以上の得点率で合格とする。平常テストを受験しなかった場合は定期試験に準じて追テストを行い評価する。演習レポートの提出期限は課題提示と同時に示し、期限に遅れて提出されたレポートの評価点は、遅延に応じて減点とする。 |
学習方法 | 各授業項目の自学学習のためにレポート課題および演習問題を提供する。レポート課題は提出期限を勘案して評価する。演習問題に関しては評価に加味しないが、実力養成のためであるので、家庭学習の際に役立てて貰いたい。 |
学生へのメッセージ | 本科目は、電気・電子工学関係の資格試験、大学編入試験、就職試験などの出題範囲となる頻度が高い。分布定数回路の解析では連立線形微分方程式を扱うが,電子工学系技術者にとっては重要である。質問等はオフィスアワーのほか、空き時間などにも随時受け付ける。 |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して、放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |