科目コード | E409 | ||||
科目名 | 電子工学実験(Experiments in Electronic Engineering) | 単位数 | 3単位 | ||
対象学科 | 電子工学科4年 | 対象学年 | 4年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 履修 | |
授業形式 | 実験 | 授業時間数 | 90 | 実時間数 | 75 |
教員名(所属) | 下田 道成(電子工学科) 三好 正純(電子工学科) 大石 信弘(電子工学科) 松尾 和典(電子工学科) | 教員室 | 下田(1号棟4階) 三好(6号棟3階) 大石(2号棟2階) 松尾(5号棟5階) | ||
使用教科書 | 工学実験概要プリント | ||||
参考書 | 4年次までに使用している教科書および図書館にある各種工学専門書 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | |||||
科目の概要 | 電子回路学,電子工学,電気磁気学,情報処理,計算機工学などで学習した理論を,4班に分けたローテーション実験により,下記の13項目の実験を通して確認すると共に,各種の測定機器の使い方についての知識を深める. 創造実験を通して研究方法を学ぶと共に,電子工学の分野に役立つデザイン能力の養成を行う. | ||||
授業方針 | 1.コンピュータのハードウェアの基本的な働きを理解し,基礎的なプログラミング処理ができる(B-1). 2.実験を通して現象を確認するとともに,基本的な測定機器の取り扱い,実験技術を身につける(C-3). 3.指定されたテーマに対して問題解決の方法を学生自ら見つけ出すことにより,デザイン能力の基礎を身につける(D-3). 4.実験結果の理論的考察の仕方,実験レポートの書き方,発表の方法などの実践的技術を習得する. |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.ガイダンス | 実験の進め方,安全性,レポートの書き方,評価法を理解する. | |
(テーマ実験の実験項目) 1.トランジスタのhパラメータの測定 2.鉄の磁化特性 3.オシロスコープの取扱い方 4.マイクロコンピュータI 5.AFアンプI 6.AFアンプII 7.磁界の測定 8.マイクロコンピュータII 9.情報処理に関する実験 10.ホール効果 11.FETの静特性 12.負帰還増幅器 13.マイクロコンピュータV | (テーマ実験項目で以下の目標を達成する) 1.トランジスタの基本特性を理解しhパラメータを測定できる. 2.鉄の磁気特性を理解し基本特性を測定できる. 3.オシロスコープの各々の機能を理解し,取り扱いができる. 4.ワンチップマイコン(PIC)の基本的取扱いができる. 5.低周波増幅器の設計・製作ができる. 6.低周波増幅器の基本的特性を測定できる.また,5,6の一連した実験を通じて総合応用力を身につけることができる. 7.電流と磁界の関係および地磁気について理解し測定できる. 8.PICによる制御技術の基本を理解し,利用できる. 9.数値解析の応用としてのシミュレーション法を理解し利用できる. 10.ホールの効果を理解し基本特性を測定できる. 11.接合型FETおよびMOS型 FETの動作原理を理解し基本特性を測定できる. 12.負帰還増幅器を理解し基本特性を測定できる. 13.PICによるマトリクスLED点灯制御を理解し,利用できる. | |
創造実験 | 達成目標・評価方法は次のページの電子工学実験(創造実験)参照 |
評価方法及び総合評価 | テーマ実験では実験レポート内容(80点),実験技術習得評価(20点),レポート提出遅れは期限を越え1週間以内では20%の減点,以後さらに減点となる.創造実験では実験内容(80点),発表技術(20点).総合評価はテーマ実験評価と創造実験評価の平均(テーマ実験60%,創造実験40%)とし,得点率が60%以上を合格とする.ただし,教育目標(C-3)の実験項目については(提出遅れ減点を除き)テーマ実験平均点60点以上,教育目標(D-3)の実験項目および創造実験については(提出遅れ減点を除き)テーマ実験評価と創造実験評価が平均点60点以上なければ合格としない.未提出レポートがあれば単位を認定しない. |
学習方法 | ローテーション実験では、実験前にテキストに目を通し、実験に必要な知識、手順について大まかに把握しておくこと。実験中は測定しながらグラフを描き、間違った測定を行っていないかチェックすること。結果の検討は、これまでに学んだ知識と照らし合わせて十分に行うこと。創造実験では、全体の計画を立て、隔週での達成度を設定すること。 |
学生へのメッセージ | 電子回路学,電子工学,電気磁気学,情報処理,計算機工学などで学習した理論を有機的に関連づけて実験を行い,問題解決能力を養うことが大切である.原則として創造実験班分けは卒業研究生の班分けとなる. |
学修単位への対応 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |