科目コード | E408 | ||||
科目名 | 電子機器学(Electronic Apparatus) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 電子工学科 | 対象学年 | 4年 | 開講期間 | 通年 |
科目区分 | 専門応用 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 60 | 実時間数 | 50 |
教員名(所属) | 三好 正純(電子工学科) | 教員室 | 6号棟3階 | ||
使用教科書 | 伊藤規之著「テキストブック電子回路」日本理工出版, プリント(自作) | ||||
参考書 | 雨宮好文ほか著「トランジスタ回路入門講座3 発振・変復調回路考え方」オーム社 日本放送協会編「NHKデジタルテレビ技術教科書」日本放送出版協会 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 無線通信・技術士等の資格には必要不可欠 | ||||
科目の概要 | 通信機器で使用される各種変調・復調回路,高周波回路の基礎を学ぶ.また,身近な電子機器としてラジオ・テレビの仕組みや近年のディジタル化技術の基礎を学ぶ. | ||||
授業方針 | 変調・復調の基礎理論,振幅変調(AM,SSB)・周波数変調(FM)の各変調回路と復調回路の動作原理を理解する.高周波回路における問題点を理解し,回路解析の手法を習得する.また,ラジオ・テレビの回路構成と受信の仕組みを理解し,ディジタル化技術の基礎知識を身につける. |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.ガイダンス | 到達目標,評価法,履修の注意などを理解する. | |
2.変調・復調の基礎 | 変調・復調の概念を身につけ,基礎理論を理解し説明できる. | |
3.振幅変調・復調回路 | AM変調(SSBを含む)における各種変調・復調回路の動作原理と特徴を理解し説明できる. | |
4.周波数変調・復調回路 | FM変調における各種変調・復調回路の動作原理と特徴を理解し説明できる. | |
5.高周波回路 | 高周波回路と低周波回路の相違点を理解し,yパラメータを用いて高周波増幅器の回路解析ができる. | |
6.ラジオ・テレビ | アナログ放送におけるラジオ・テレビの回路構成と受信の仕組みを説明できる. | |
7.ディジタル化技術 | A/D・D/A変換,ディジタル信号処理,ディジタル放送など電子機器のディジタル化技術の基礎知識を身につけ説明できる. |
評価方法及び総合評価 | 項目1〜3:前期中間試験で評価する.得点率60%未満の者には復習レポートを課し,レポート提出後に1回の試験を実施し得点率70%以上で中間試験の得点率60%相当として評価する. 項目4:前期期末試験で評価する.得点率60%未満の者には復習レポートを課し,レポート提出後に1回の試験を実施し得点率70%以上で期末試験の得点率60%相当として評価する. 項目5:後期中間試験で評価する.得点率60%未満の者には復習レポートを課し,レポート提出後に1回の試験を実施し得点率70%以上で中間試験の得点率60%相当として評価する. 項目6〜7:後期期末試験で評価する. 4回の定期試験(中間試験2回と期末試験2回)の評価を基に,補習レポート後の試験による評価を考慮し,総合的に判断して評価する.総合評価の得点率が60%以上を合格とする. |
学習方法 | 暗記に頼る学習ではなく理解することに努めましょう. |
学生へのメッセージ | 本科目は,3年次までの電子回路学,電気磁気学,電気回路学,電子工学などと深く関わり,授業では必要に応じてこれらの復習も交えるが,予め十分な理解がほしい.また,関連の資格試験には,各種無線従事者国家試験やAR検定などがある.なお,質問はいつでも受けつける. |
学修単位への対応 | 本科目は1単位を45時間の学修を必要とする内容をもって構成する.したがって,50分の授業に対して,放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます. |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |