2011年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードC405
科目名電気回路学(Electrical Circuits) 単位数2単位
対象学科電子制御工学科対象学年4年開講期間通年
科目区分専門基礎科目必修・選択必修履修/学修学修
授業形式講義授業時間数60実時間数50
教員名(所属)
嶋田 泰幸(電子制御工学科)教員室
5号棟2階
使用教科書
家村 道雄 「入門 電気回路(発展編)」オーム社
参考書
石井 聡 「電子回路設計のための電気/無線数学」CQ出版
科目の位置付けと関連科目 
科目の概要 電気回路の分野において,(1)2端子対回路の考え方とこれを用いた回路解析の方法,(2)伝送線路の考え方,(3)電気回路の過渡現象の考え方とこれを用いた回路解析,(4)ひずみ波交流のフーリエ級数展開式による表現の考え方,フーリエ変換の考え方とこれらを用いた回路解析について説明する.
授業方針1.2端子対回路の概念,行列による表示について理解し,回路解析ができる.
2.伝送線路の概念が理解できる.
3.電気回路の過渡現象の概念を理解し,微分方程式およびラプラス変換を用いた回路解析ができる.
4.ひずみ波交流のフーリエ級数展開式表現やフーリエ変換を用いた回路解析の概念が理解できる.

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

1.ガイダンス
1
 
2.2端子対回路
14
2端子対回路の概念,行列による表示(Z行列,Y行列,F行列)について理解し,回路解析ができる.
3.伝送線路
15
分布定数回路の概念を理解する.
4.過渡現象
15
電気回路の過渡現象の概念を理解し,微分方程式およびラプラス変換を用いた回路解析ができる.
5.ひずみ波交流
10
フーリエ級数展開を用いたひずみ波交流回路の解析ができる.
6.フーリエ変換を用いた回路解析
5
フーリエ変換による回路解析の概念を理解する.
評価方法及び総合評価定期試験等筆記試験(60%),演習レポート評価(40%)を総合し,理解の程度を評価する.演習レポートの提出期限は課題提示と同時に示し,期限に遅れて提出されたレポートの評価点は0点とする.
 総合評価の60%以上の得点率で目標達成とみなす.
学習方法 
学生へのメッセージ本科目の演習問題などを解く場合,行列や複素数,三角関数,微分,積分などを用いた計算ができることを前提としている.十分理解しておくこと.
学修単位への対応 
本校教育目標との対応
 
JABEE学習教育目標との対応
C-2(◎)