科目コード | AN215 | ||||
科目名 | 音響システム工学(Accoustic System Engineering) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 電子情報システム工学専攻 | 対象学年 | 2年 | 開講期間 | 前期 |
科目区分 | 情報制御系 | 必修・選択 | 選択 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 30 | 実時間数 | 25 |
教員名(所属) | 中島 栄俊(制御情報システム工学科) | 教員室 | 5号棟4階 | ||
使用教科書 | 独自の資料を利用 | ||||
参考書 | 音・音場のディジタル信号処理(コロナ社) | ||||
科目の位置付けと関連科目 | |||||
科目の概要 | 音響システムの基礎と様々な分野で用いられている音響システムの概説、それらが抱える問題点・解決手法について以下の内容を中心に説明する。また、講義内容に関して、コンピュータシミュレーションでアルゴリズムを動作させ、その結果について議論する。 | ||||
授業方針 | 音響信号の解析ができる. 逆フィルタ・適応フィルタの設計ができる. 音源方向推定手法・音源分離手法(雑音抑圧手法)について説明ができる. 音場計測方法と室内インパルス応答の説明ができる. |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
ガイダンス | 本授業の評価方法、課題提出方法などについて理解できる. | |
音響信号処理における基礎理論 | 信号の表現方法、量子化手法、スペクトル、位相等について説明ができ、実信号においてそれらを求めることができる. | |
逆フィルタ設計とその特性 | 逆フィルタの設計手法について説明できる.また、それぞれのフィルタをシミュレーションを通して設計できる.また実際のインパルス応答からその逆フィルタを求めることができる. | |
適応フィルタとエコーキャンセラー | エコー発生原理を説明でき、シミュレーション上でエコーを発生させることができる.エコーキャンセラの基本原理を理解できる.適応フィルタによるエコーキャンセラを作成し、その性能の評価ができる. | |
ビームフォーマによる音源位置推定と音源分離 | DAS法、MV法による音源位置推定および音源分離手法を理解できる.MUSIC法による音源方向推定を理解できる.空間エリアシングについて理解できる.シミュレーションと実信号による音源方向推定結果、音源分離結果を比較しその精度を確認することができる. | |
室内伝達関数の測定 | TSP信号を用いた室内伝達関数測定法について理解できる.同期加算による雑音抑圧について理解できる.実際にいくつかの部屋の伝達関数を測定し、その違いを検討することができる.実環境下で測定された音声信号から推定した伝達関数を用いて原信号を回復することができる. |
評価方法及び総合評価 | 【評価方法】 定期試験、およびレポートで評価する。 【総合評価】 試験を60%、レポートおよびレポート評価を40%として総合評価を行い、得点率60%以上をもって目標達成とする。 レポートの提出遅延は評価点の50%減点とする。 |
学習方法 | 理論を学習すると同時にMATLABを用いて各種シミュレーションおよび信号の評価を行う。 |
学生へのメッセージ | |
学修単位への対応 | 学修とは自学学習を含む科目を指す。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |