2012年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードAN214
科目名アルゴリズム工学(Algorithm Engineering) 単位数2単位
対象学科電子情報システム工学専攻対象学年2年開講期間前期
科目区分情報制御系必修・選択選択履修/学修学修
授業形式講義授業時間数30実時間数25
教員名(所属)
山本 直樹(人間情報システム工学科)教員室
3号棟3階
使用教科書
上野修一、高橋篤司 「情報とアルゴリズム」 森北出版
その他、自作プリント
参考書
立花他 訳「グラフ理論への入門」 共立出版
浅野他 訳「アルゴリズムイントロダクション」 近代科学社
科目の位置付けと関連科目関連科目は、情報処理、プログラム通論、データ構造とアルゴリズム、オペレーティングシステム、情報数学、離散数学、数値計算などである。
科目の概要本講義では、グラフとネットワークの概念、アルゴリズムの解析に関する基本的な概念、アルゴリズムの設計技法の概要について説明する。
授業方針@ グラフとネットワークアルゴリズムの考え方と実現技法を応用できる。
A アルゴリズムの解析に関する基本的な概念を理解し説明できる。
B アルゴリズムの設計技法について応用できる。
C プログラミング演習などを通してアルゴリズムの設計および実装ができる。

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

概説
0.5
アルゴリズム工学の授業の概要、学習の進め方、本科目の評価法などの全体的ガイダンスを行う。
グラフとその表現および木
8
グラフの基本的な定義と行列表現について理解し、説明できる。全域木および2分木の特徴および性質について理解し、説明できる。
各種グラフの特徴と性質
6
2部グラフ、オイラーグラフ、ハミルトングラフの特徴および性質について理解し、説明できる。ハミルトングラフと関連する巡回セールスマン問題の解法を理解し、説明できる。
アルゴリズムの解析
5
関数の漸近的評価手法を理解できる。アルゴリズムの解析方法を応用できる。
グラフのアルゴリズム
8.5
探索アルゴリズム、最短路アルゴリズム、最大全域木アルゴリズムを理解し、説明できる。これらアルゴリズムのデータ構造の設計及び構成について理解し、プログラムを実装できる。
アルゴリズムの設計技法
2
様々なアルゴリズムの位置づけと代表的なアルゴリズム設計技法の概要について理解し、説明できる。
評価方法及び総合評価【評価方法】
学期末試験、演習レポートで評価する。

【総合評価】
学期末試験(70%)、演習レポート(30%)を総合して評価し、60%以上の得点率で目標達成と見なす。演習レポートの提出期限は課題提示と同時に示し、期限に遅れて提出されたレポートの評価点は0点となるので注意すること。
学習方法 
学生へのメッセージ 
学修単位への対応学修科目とは自学学習を含む科目を指す。
本校教育目標との対応
 
JABEE学習教育目標との対応
B-2(○)