2012年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードAN204
科目名ディジタル通信システム工学(Digital Telecommunication System Engineering) 単位数2単位
対象学科電子情報システム工学専攻対象学年2年開講期間後期
科目区分電子通信系必修・選択選択履修/学修学修
授業形式講義授業時間数30実時間数25
教員名(所属)
下塩 義文(情報通信エレクトロニクス工学科)教員室
1号棟3階
使用教科書
石井 聡「無線通信とディジタル変復調技術」CQ出版
参考書
 
科目の位置付けと関連科目○本講義は第1級陸上無線技術士資格試験にも一部関係する. 
科目の概要アナログ変復調の基礎を学習し,周波数スペクトルの概念と変調波形の数式での取り扱いを学ぶ,次に,ディジタル変復調について学習し,波形や周波数スペクトルについて学習する.ディジタル変調に関する評価,計測技術についても学習する.携帯電話や地上デジタルTV,モデム等で使用されるスペクトル拡散変調,直交周波数多重変調方式について,理論的な解説を行う.また,高周波のアナログ回路の設計技術についても開設する.
授業方針・各種変調波形を描き,周波数スペクトルが分かり,これらを数式で表現できるようになる.
・デジタル変調について,その評価・計測技術について理解する.
・新しいデジタル変調技術について,その理論的な仕組みを理解する.
・高周波のアナログ回路について回路を読み取れるようになる.

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

1.ガイダンス
1
講義の目標を知り,評価方法について理解する.
2.アナログ変調の基礎
3
AM,FMの波形を描け,数式表現ができ,周波数スペクトルを説明できる
3.ディジタル変調の基礎
4
各ディジタル変調の波形を描け,数式表現ができ,周波数スペクトルを説明できる.
4.ディジタル変調の応用
6
ディジタル変調回路について説明できる.
5.S/Nとビットエラーレイト
2
ディジタル変調に関係する計測技術等を説明できる.
6.スペクトル拡散技術とCDMA
4
SSの原理を説明でき,CDMAについて説明できる.
7.高周波回路
6
アナログ高周波回路について,回路の意味を説明できる.
8.高速データ通信
4
高速データ通信に使用される変調技術について説明できる.
評価方法及び総合評価【評価方法】
筆記試験(定期試験)及び課題のレポート(小テストを含む)で評価する。
【総合評価】
定期試験(60%)と該当期間中に実施したレポート点(40%)で評価し、60%以上で目標達成とみなす。なお、期日が指定されたレポートの提出が遅れた場合は、そのレポートの点数を0点とする。
学習方法
学生へのメッセージ質問は、随時メール(shimoshio@kumamoto-nct.ac.jp)でも受付ける.
学修単位への対応  
本校教育目標との対応
 
JABEE学習教育目標との対応
D-1(○)