科目コード | AN102 | ||||
科目名 | 創造性工学(Creative Production Technologies) | 単位数 | 2単位 | ||
対象学科 | 電子情報システム工学専攻 | 対象学年 | 1年 | 開講期間 | 前期 |
科目区分 | 総合基盤 | 必修・選択 | 必修 | 履修/学修 | 学修 |
授業形式 | 講義 | 授業時間数 | 30 | 実時間数 | 25 |
教員名(所属) | 伊山 義忠(情報通信エレクトロニクス工学科) | 教員室 | 1号棟4階 | ||
使用教科書 | 創造性工学プリント(古賀広昭氏執筆)、グローバルタスクフォース著「クリエイティブシンキング」総合法令 | ||||
参考書 | ミグダル著「独創的発想法」東京図書、平野重雄・関口相三共著「モノ創り& ものづくり」コロナ社、角南英夫著「技術者のための特許事始」コロナ社 | ||||
科目の位置付けと関連科目 | 社会的な視点からは、「企業化と社会」,「技術者倫理」等の授業科目と合わせた総合的な理解が望まれる. | ||||
科目の概要 | 技術者としての創造性を向上させるための基本的な考え方を示す。発想法とその具体的実施方法、技術開発計画の立て方、技術開発時における対処方法、信頼性、保守のために必要な技術、技術の評価方法などの技術開発の基本的内容を述べる。 また、特許の考え方、特許概要、明細書作成方法についても実施し、技術者の創造性の基本的な技術を述べる。 | ||||
授業方針 | (1)創造性の原点でもある技術開発の基本的考え方を理解し説明できる。 (2)技術開発のための発想法、開発計画、実施問題、評価と信頼性の一連の内容を理解し説明できる。 (3)特許の概要と明細書の書き方などの技術者の基礎を理解し説明できる。 |
授業項目 | 時間 | 達成目標(習得すべき内容) |
1.ガイダンス | 本科目の授業内容、修得目標、授業方法、評価方法など説明を受ける。 | |
2.創造性の考え方ととらえ方 | 創造性の意味、技術者の開発に対する位置づけを理解し説明できる。 | |
3.アイデアの出し方、研究としてのアイデ ア判断方法 | 着想の必要性、着想の考え方、着想の実例を理解できる。 | |
4.アイデアと特許作成法 | 特許概要とその必要性について理解できる。また、明細書の作成要領と記述方法を理解し説明できる。 | |
5.研究計画方法と立案内容 | 開発分野の見方、研究計画の立案・遂行をイメージし理解できる。また、システム技術に関わる開発の考え方、個別技術の開発の考え方を理解し説明できる。 | |
6.研究実行問題対処法 | 研究開発の実行において発生する問題の捉え方、困難発生時の対処方法を理解し説明できる。 | |
7.研究内容評価方法 | 研究開発の評価技術と、その必要性について理解し説明できる。 | |
8.信頼性、劣化問題対処法 | 技術の信頼性、寿命経済性の考え方を理解できる。さらに、劣化試験の重要性、劣化に対する考え方を理解し説明できる。 |
評価方法及び総合評価 | 【評価方法】 期末試験およびレポートで評価する。 レポートは2回程度とする。各100点で評価し、期末試験とあわせた全体の平均点により総合評価を行う。 【総合評価】 本講義を通して、2回程度のレポートを作成させる。各100点で評価し、期末試験とあわせた全体の平均点により総合評価を行う。なお、レポートを提出しない者は当該レポートを0点とする。総合平均点が60%以上を合格とする。 |
学習方法 | 本科目は、5年次における卒業研究を基礎として、後期より開講の電子情報システム工学特別研究へとつながるものである。さらに卒業後における研究開発や職務遂行の基本指針にかかわっており、特許などの知的財産権取得の上でも重要である。なお、本講義においては講義を実施し、各レポートは自学学習時間において調査、着想、整理等を行ない報告書を作成する。 |
学生へのメッセージ | まず、「創造性」ということについての気付きの機会として講義を活用してください。 |
学修単位への対応 | 本科目は50分の授業に対して、放課後・家庭で40分程度の自学学習が課せられます。 |
本校教育目標との対応 | JABEE学習教育目標との対応 |