2015年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードCI503
科目名組込みシステム設計 (Embeded system design) 単位数2単位
対象学科制御情報システム工学科対象学年5年開講期間通年
科目区分専門基礎科目目必修・選択必修履修/学修学修
授業形式講義規定授業時数(単位時間)60  
教員名(所属)
博多哲也(制御情報システム工学科)教員室
博多教員室(5号棟4階)
使用教科書
組込みシステムのハードウェア設計入門講座,坂巻/佳壽美,電波新聞社
参考書
 
科目の位置付けと
関連科目
 
科目の概要 組込みシステムとは様々な機器に組み込まれ,機器の機能を実現するコンピュータシステムである.組み込む相手に依存して,最適な組込みシステムを考える必要がある.最適な組込みいハードウエアがあってこそ,高機能な組み込みソフトウエアが真価を発揮する.本科目は組込みシステムのハードウエアの基礎や原理について理解を深めることを目的とする.
授業方針

授業項目

時数

達成目標(習得すべき内容)

ガイダンス,概要
6
組込みシステムの特徴,開発工程,ハードウエア構成について理解し,説明できる.
MPU回路とメモリ回路
4
MPU回路とメモリ回路について理解し,説明できる.
I/O回路,バス
4
I/O回路とバスについて理解し,説明できる.
割り込み処理
6
割り込み処理について理解し,説明できる.
アナログ信号インターフェース回路
6
アナログ信号インターフェース回路について理解し,説明できる.
通信回路
2
通信回路について理解し,説明できる.
センサ回路
4
センサ回路について理解し,説明できる.
アクチュエータ回路
4
アクチュエータ回路について理解し,説明できる.
電源回路
6
電源回路について理解し,説明できる.
実装技術
8
実装技術について理解し,説明できる.
演習
10
講義内容に関連した演習を適宜実施する.

ルーブリック

評価項目

理想的な到達レベルの目安

標準的な到達レベルの目安

未到達レベルの目安

組み込みシステムのハードウエア構成 組込みシステムのハードウエア構成について汎用コンピュータとの違いが説明できる.
 
 組込みシステムの基本構成や特徴について説明できる.
 組込みシステムの基本構成について説明できない.
アナログ信号インタフェース回路 アナログ信号の扱いを理解し,A/D変換回路やD/A変換回路を用いたアナログ信号インタフェースを説明できる. A/D変換回路やD/A変換回路を用いたアナログ信号インタフェースをいくつか説明できる. アナログ信号の扱いについて理解および説明できない.
通信回路,センサ回路,アクチュエータ回路 組込みシステムの目的に合わせて,用いる通信回路,センサ回路,およびアクチュエータ回路を考えることができる. 組込みシステムによく用いられる通信回路,センサ回路,およびアクチュエータ回路の構造・原理や特徴を説明できる. 通信回路,センサ回路,およびアクチュエータ回路の構造・原理や特徴を理解しておらず,説明できない.
電源回路 組込みシステムの目的に合わせて,用いる電源回路を考えることができる. 組込みシステムによく用いられる電源回路の構造・原理や特徴を説明できる. 電源回路の構造・原理や特徴を理解しておらず,説明できない.
評価方法及び
総合評価
定期試験を70%,演習レポートを30%で評価する.レポートの提出期限は,その都度指定する.期限を過ぎたレポートは0点として評価する.筆記試験とレポートを総合して60%以上で合格とする.
学習方法 
学生への
メッセージ
 
学修単位への対応本科目は90分の授業に対して放課後・家庭で90分程度の自学自習が求められます.
本校教育目標との対応
(3)
JABEE学習教育目標との対応
D-1(◎)