2012年度シラバス(熊本高等専門学校 熊本キャンパス)
科目コードLK103
科目名政治・経済(Politics and Economics) 単位数2単位
対象学科全学科対象学年1年開講期間通年
科目区分基礎科目必修・選択必修履修/学修履修単位
授業形式講義授業時間数60実時間数50
教員名(所属)
八田茂樹

(共通教育科)

教員室
1号棟2F
使用教科書
「教養の政治学・経済学」香川勝俊編 学術図書出版
参考書
「政治・経済用語集」政治・経済教育研究会編 山川出版社
科目の位置付けと関連科目2年以降の社会系科目の基礎。関連科目は地理・世界史・倫理A・日本史・経済学・社会学・哲学・法学
科目の概要政治分野では、次の各項目に関わる基礎的内容を解説する。

1.民主主義の構造 

2.日本国憲法 

3.日本の統治機構 

4.日本の政治状況と課題 

5.現代社会と人権 

6.国際社会と日本

経済分野では、次の各項目に関わる基礎的内容を解説する。

7.市場経済と価格機構 

8.国民経済の構造 

そして、政治分野・経済分野に関して、論述課題として、テーマを与え、小論文・作文などを作成させる。

授業方針本科目では教科書に従い講義を中心に進める。次に新聞を中心とした主に印刷された報道・情報を収集し、教科書にない時事的な内容も織り交ぜて興味・関心を引くようにしたい。今日の日本の政治と経済についての基礎的な知識を獲得すると共に、有権者となったときに選挙に参加する公民としての意欲を育てたい。さらに、論述課題を通して、与えられたテーマについて、偏見なく他人に伝わるように、理由を示しながら論じられる論述力を養いたい。

授業項目

時間

達成目標(習得すべき内容)

1.民主主義の構造
5
民主政治の基本原理について理解し、説明するための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
2.日本国憲法
10
日本国憲法の制定過程と日本国憲法の基本原理について理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
3.日本の統治機構
15
国会、内閣、裁判所のそれぞれの役割について理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
4.日本の政治状況と課題
5
政党政治と選挙について理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
5.現代社会と人権
2
新しい人権や情報化社会と人権について理解し説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
6.国際社会と日本
8
国際連合と冷戦終結後の国際社会について理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
7.市場経済と価格機構
6
経済主体と価格機構、独占と寡占並びに市場機構の限界について理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
8.国民経済の構造
9
国民所得と国富、景気循環と経済成長、金融政策と財政政策について理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
評価方法及び総合評価授業項目1〜8から出題する定期筆記試験(80%)と論述課題(20%)で総合評価し、60%以上の得点で合格とする。未提出の論述課題は0点とする。
学習方法まず教科書を何度も読みこむこと。そして大事なところにアンダーラインを引く。次に授業の板書事項や説明事項をよくメモして、自分なりのノートを作成して欲しい。試験の前は教科書とノートを良く見返し、復習すること。
学生へのメッセージ寮生はテレビを見る機会は少ないが、新聞やラジオによるニュースにはふれることができる。できるだけニュースを見る・聞く・読むクセをつけてほしい。
学修単位への対応 
本校教育目標との対応
(5)、(6)
JABEE学習教育目標との対応
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